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死亡事故後も続く子供の熱中症が深刻化、なぜ学校側は学習しないのか?


愛知県豊田市の梅坪小学校で、一年生の子供が熱中症で死亡するといういたたまれない事故が起こりました。記録的な猛暑が続き、学校側も「高温注意情報」を把握していたにもかかわらず、日陰もない公園での野外学習を決行し、約1kmの道中に一度も水分補給をしなかった判断に過失があることは確実で、学校側の認識の甘さが露呈した形です。

学校はただ勉強を教える場所じゃない


写真: amanaimages.com

これを機にエアコン導入の早期化や学校行事の中止・延期等が叫ばれていますが、児童虐待にしろ、イジメにしろ、長時間労働にしろ、ストーカーにしろ「センセーショナルな死亡事例が発生しない限り、対策が進まない」という日本社会の体質は、本当に最低極まりありません。ただし、中にはこんなに死亡事故が大々的に報じられているにもかかわらず、あろうことか子供の命を危険に晒し続ける学校がたくさんあるようです。死亡事故が起こった翌日の2018年7月18日にも、以下のように学校行事や体育の授業で子供たちが搬送されるケースが相次ぎました。point 343 | 1

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健康第一で行動することが大事


写真: mainichi.jp

前例や慣習を重んじているせいで、適切な予防行動を取れていないのは、学校やクールビズを着用しないコメンテーターたちだけではありません。そのため、どれだけ日頃の熱中症対策が重要かが分かります。例を挙げれば、日傘を使用したり、水分補給を欠かせなかったり。日本人は平気で自分の命や健康よりも前例や慣習や組織秩序(しかも破ったからといってさほど秩序が乱れるわけではないことばかり)を重んじるケースが非常に多いため、まずはその根本から改善する必要がありそうですね。point 305 | 1

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