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【10分でできる】運動で子供の肥満防止と体力アップ効果あり?


お腹周りの脂肪が少ない子供の特徴


写真:shunnoshun.com

ある研究結果によると、毎日最低10分間の全力(高強度)運動をする小学生は、お腹の脂肪が少なく、心肺機能が高い傾向にあることが明らかになりました。研究チームによれば、運動強度は低くても有効だったのですが、高い者ほど腹部脂肪は少なかったことも判明したのだそう。ただし、心肺機能を高めるには、最低でも中強度以上の運動が必要なことも研究で明らかになりました。

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中強度運動と高強度運動とは?


写真:chi-vi.com

中強度運動とは、校庭を走りまわったり自転車に乗ったりして、心拍数と呼吸が軽く高まり身体が温まる程度の運動のこと。高強度運動とは、全速で走ったり泳いだり、心臓が早鐘のように打ち、息も荒くなるような激しい運動をそれぞれ意味します。今回の研究結果は、英国ケンブリッジ大学との共同研究であるPANIC(小児の運動と栄養)研究からのものです。研究チームは6-8歳のフィンランド人410名(男子202名、女子208名)を対象に、運動量と座っている時間が、子供の体脂肪と心肺機能に及ぼす影響を調査することにし、運動量と座位時間は、心拍数計と身体活動量計を合わせたアクティハートという機器を用いて測定しました。体脂肪と腹部脂肪の量は、DXAと呼ばれるX線を用いた機械で、また心肺機能については自転車エルゴメーターを用いた最大運動能力の検査によって測定。データは、種々の交絡因子(食事の質や睡眠時間の長さなど)を考慮して調整・解析されました。point 489 | 1

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写真:192abc.com

全体的に子供らは運動をしておらず、1日に高強度の運動を行う時間は、男子で平均8.point 103 |

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6分、女子では1.point 9 | 9分に過ぎません。座っている時間は長く、男女とも平均6時間ありました。気になる解析の結果、子供がより多くの時間を身体活動に使うほど、お腹の脂肪が減少していくことを研究チームは発見。運動の強度と時間が、体脂肪の量と相関していました。10分以上の高強度運動を毎日する子供は、高強度運動を全くしない子供に比べて、腹部脂肪が3割少ないという、軽度の運動にもそれなりの効果が見られたのです。しかし、心肺機能を向上させるためには、最低でも中強度以上の運動を毎日していることが必要でした。point 246 | 1

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10分座る代わりに高強度運動で効果?


写真:jp.depositphotos.com

研究ではまた、10分間座っている代わりに、高強度運動をすれば、お腹の脂肪が13%減ることや、高強度運動でなくても、軽めの運動や中強度運動でも脂肪を減らす効果のあることを発見されています。ただ、高強度運動がもっとも効果的で、それ以下の運動では不十分でした。10分間の座位時間を中程度から高強度の運動に置き換えることで、心肺機能も高まったことも記録されています。

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まとめ


写真:news.biglobe.ne.jp

いかがでしたか?今回の研究結果をもとに、身体を動かす生活習慣にそれほど大きな変更を加えなくても、子供たちの体重管理や心肺機能を向上させる明らかな効果があることがわかりましたね。できるだけ座っている時間を減らし、少しでも運動することと子供らしく活発に動くことをオススメします。これらが、子供たちの肥満を予防し、体力をつける最もいい方法だと思います。

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