17日、警視庁捜査1課は、地下アイドルをしている20代女性を自宅マンション敷地内で待ち伏せ、わい〇つな行為をして軽傷を負わせたとして、さいたま市北区、無職・佐藤響容疑者（26）を逮捕しました。この事件はマスコミ各社が一斉に報じ、ネット上にも地下アイドルとファンとの距離感について疑問を呈する意見、「近すぎるからこうなるのでは？」などの声が上がっています。
各報道によると佐藤容疑者は女性の熱狂的なファンで、コンサートなどでも1番にチケットを予約するほどだったそう。1日午後11時ごろ、佐藤容疑者は都内にある女性の自宅マンション敷地内で待ち伏せをし、玄関前で女性を押し倒してわい〇つな行為をしました。女性は悲鳴を上げ逃走、その後の防犯カメラ画などから佐藤容疑者が浮上したようです。point 223 | 1
今回、襲われた女性が所属するアイドルグループは、大手芸能事務所には所属していないグループだといいます。近年、多くの地下アイドルが生まれては消え、飽和状態ともいわれています。ファンと間近で交流する握手会やサイン会、あるいはバスツアーや海外ツアーなど昔からあったようですが、2005年にAKB48が『会いに行けるアイドル』を前面に押し出し専用劇場が誕生。国民的アイドルグループと呼ばれるまでにヒットしました。point 258 | 1
地下アイドルには、AKBなどのようなアイドルに憧れてデビューを目指す子がいまだ多いですが、地下アイドルの運営は素人に毛が生えたレベルのところが多いのが実情だそう。完全にフリーでSNSなどで情報発信したり出演依頼を受け付け活動している“自称”レベルのアイドルも少なくないといいます。
地下アイドルレベルでは、悪意を持ったファンの暴挙を防ぐのは難しい、いや無理と言っても過言ではなさそう。ファンを信じるしかないのです。襲う側が絶対的に悪いですが、リスクを承知のうえアイドルをやる以上はそれなりの強い覚悟が必要のようです…。
最近では記憶に新しいNGT48の元メンバー山口真帆さんの暴行事件発覚。アイドル界に不穏なニュースが続出しており、最大級のフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL（TIF）』では出演者や客に危害を加えるといった内容がネット上に書き込まれているそう。そのため出演をキャンセルするグループが出る事態も起こっています。point 213 | 1
ある日突然、自分を応援してくれていたはずのファンが、自分に牙をむいてしまう。アイドルとの距離が近すぎる故、ファンが暴走してしまう可能性が高いわけです。アイドルにとって今回のような事件は恐怖以外のなにものでもないでしょう。