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鶏の砂ずりってどこの部位?おいしい食べ方


砂ずりとは、鶏の胃袋のことです。鶏はくちばしで餌を摂取しますが、歯がないので餌は丸のみしてしまい、胃で砕いてすりつぶすのです。そのため、鶏の胃の筋肉はとっても発達していて、砂もすりつぶせるくらいに固い様からこの名前が付いたようです。関西では砂ズリ・ズリと呼ばれ、関東では砂肝と呼ばれることが多いようで、独特のコリっとした歯ごたえで、焼き鳥屋さんなどでも人気の部分です。

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写真:上海ナビ
砂ずりはスーパーなどで買うと、安くて栄養も満点。糖質ほぼゼロで、焼き鳥2本分でもわずか75kcal、亜鉛やビタミンも多く含まれ、ダイエット中の人にも強い味方です。さらにレバーについで鉄分を多く含んでいる部分でもあるので、貧血などの症状改善にも効果が期待できるようです。ぜひ自宅でも料理できるようにしましょう。
まず、砂ずりは下処理をするかしないかが個人で別れるようです。しなくても食べられるのですが、した方が食感が良くなり、お店などで提供したり、お年寄りやお子さんがいる家庭では下処理をする場合が多いようです。point 311 | 1

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写真:一般社団法人 日本食鳥協会
折りたたむようになっている砂ずりを広げると、内側についている銀白色の膜のような部分が出てきます。これをとることを下処理というのです。砂ずりを広げたあと、半分に切り、指や包丁を使ってこの膜を取り除けば下処理は終了です。
この膜の部分なのですが、コラーゲンが豊富な部位でもあるので、歯が丈夫でコラーゲンを摂取したい方や、柔らかくする煮物などにはあえて取らずに調理する方もいるようです。お好みで対処しましょう。point 266 | 1

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写真:【楽天市場】 ショップ一覧
また、砂ずりのにおいが気になるという方は、下処理したあとに牛乳で揉んで、30分ほど放置すると臭みが和らぎます。さらにそのあとにお酒を振りかけると、臭みをさらに消すことができるようです。

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写真:オリーブオイル キヨエ
さて、下処理が済んだ後は、炒めても良し、揚げても良し、煮ても良しの優れた食材なのですが、特におすすめなのがやはりから揚げです。ご飯のお供にも、大人のお酒のおつまみにも好評ですし、砂ずりが苦手な人でも、から揚げにすれば食べられるという人も多いようです。から揚げが面倒な方には、チューブタイプのにんにくを入れてさっと炒めるだけでも十分おいしいおつまみにもなります。そう、砂ずりはにんにくとの相性が抜群の部位です。もう少し手を加えたものでは、下処理をし薄切りにした砂ずりを、しょうゆ、酒、しょうが汁、こしょうをもみ込んでおき、しばらく置いた後、水気を拭いたあと小麦粉でまぶし、フライパンで火を通し、取り出しておきます。その後、フライパンに油大さじ1を足して熱し、叩き潰したにんにくを炒め、香りが立ったら、5センチほどに切った小松菜の茎、葉の順に加えて炒め、小松菜がしんなりしたら砂肝を戻してひと炒めします。塩と酒で調味して手早く炒めて、あっという間に出来上がりです。もちろんほかの野菜も追加し、野菜をたくさん摂取するのもおすすめです。point 527 | 1

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写真:Yahoo!ブログ – Yahoo! JAPAN
また、前述したとおり、砂ずりはダイエットに最適な部分です。ヘルシーなだけでなく、固い歯ごたえで咀嚼がたくさん必要なため、何回も噛むことで脳が満腹感を感じやすいという利点もあるようです。
そのため、高カロリーの鶏の脂肪部分ではなく、砂ずりを代用することでヘルシーで満足感の高い料理を作ることができます。例えば、ダイエットに最適なトマトスープに砂ずりを使ったり、逆に本来高カロリーなアヒージョに砂肝を使うことで、カロリーを抑えることができ、ダイエット効果が期待できます。自宅で焼き鳥を作るのも楽しいですね。ただし、その場合は焼き鳥のたれは使わず、塩で食べた方がよりヘルシーだと思います。
砂ずりは体にもお財布にも優しい部分ですので、上手に活用していけたら嬉しいですね。point 410 | 1

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