2013年にセブンイレブンが他のコンビニに先駆けてスタートさせた店頭で淹れたてのコーヒーを提供するサービス。通称、セブンカフェは瞬く間に人気となり、今ではすっかりお馴染みの光景となりました。ライバルである他のコンビニ各社を巻き込んで、激しい競争が行われていますが、人気・売上ともにセブンが一歩リードしているのが現状です。今や日本のコンビニ文化の一部となった感もあるセブンのコーヒーは、なぜこれほどまでに受けているのでしょうか。調べてみると、それにはさまざまな理由があることがわかりました。
年間で数万円も節約できる
写真:Naverまとめ
セブンのコーヒーはレギュラーサイズが100円、Lサイズでも150円となっています。街角にある個人経営の喫茶店でブレンドコーヒーは、1杯で400円から500円です。駅前や繁華街にあるオシャレなオープンカフェや焙煎・抽出方法にこだわったマニアックなお店になると、1杯で800円から1000円というのも珍しくありません。喫茶店や
カフェとくらべると、セブンのコーヒーの高いコストパフォーマンスが際立ちます。
写真:読売新聞
コーヒーが好きな人は週に4日から5日は欠かさず飲むという人が多いので、1日あたり数百円の差であっても、年間でみると数万円単位の差になることもあります。1日に1杯だけでなく、3杯も4杯もコーヒーを飲む愛飲者にとっては、価格の安さは大きな魅力です。オシャレなカフェのオープンテラスに座ってのんびりとコーヒーを飲むのもよいものですが、セブンで買って自宅や職場・学校に持ち帰って飲むことで、年間数万円も節約できるとしたら、後者を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
また、セブンはコーヒーだけでなく、サンドイッチやドーナツ、菓子パンなどの朝食や昼食・おやつにピッタリの食物も一緒に購入できるのが特徴です。これらの食物も価格は1つ100円からと非常にリーズナブルで、お財布に優しいのが嬉しいところ。
全国20000店舗で美味しいコーヒーが飲める
写真:コンビニ/ホームメイト・リサーチ
セブンイレブンの国内店舗数は、2017年10月末現在で約19900店舗。セブンカフェが始まった2013年に10000弱だった店舗数が、5年たらずで9000店舗も増え、今や20000店舗に到達する勢いです。街を少し歩くだけで、何店ももセブンイレブンを見かけることも多くなりました。店舗数がこれほど増えたおかげで、日本全国どこにいても淹れたて熱々のコーヒーが飲めるようになってきました。職場や学校から歩いて1~2分の距離に複数のセブンイレブンがあるという人もいることでしょう。
写真:トレンドジャーナル
また、当初はホットとアイスだけだったメニューが徐々に増えてきたのも、ファンにはたまらないところです。現在、セブンカフェではホットとアイスの他に、ホットカフェラテやアイスカフェラテが地域限定で提供されています。通常のホットとアイスのブレンドコーヒーは、全国どこの店舗でも購入できますが、カフェラテは関西地方や中部地方などの一部の地域では販売されていません。最近では、東京などの関東地方だけで限定発売されたアイスカフェラテ(ビーズ)が話題となりました。これはカップの中に氷とともにミルクを凍らせた白い粒が入っているもので、マシンから熱いコーヒーが注がれると溶けて、クリーミーな泡となって広がります。是非、関東地方に旅行した際には、飲んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
写真:ロケットニュース
以上のように、セブンのカフェを利用することで、喫茶店やカフェなどで毎日コーヒーを飲む場合とくらべると、年間で数万円以上も節約できることがわかりました。できるだけ節約につとめたいサラリーマンやOL・学生にとっては、たった100円で美味しいコーヒーが飲めるのは大きな魅力です。
また、セブンイレブンの店舗数が急激に増えてきたおかげで、全国どこにすんでいても少し歩くだけで店舗を見つけることができるようになったのも、愛飲者が増えた理由と考えられます。