未だに解決されず、真相が謎に包まれたままの山口真帆が襲われたNGTの事件。運営側の”事件ではない”という曖昧な結論に誰も納得しているわけもないのだが、AKBグループはこのままなかったことにして先に進めると思っているのだろうか。そんな曖昧な行動に多くの芸能人が苦言を呈している。
お笑い芸人「バナナマン」の設楽統(45)は7日に、自身がMCを務めるフジテレビ「ノンストップ!」の番組内で、元AKBグループ総支配人の戸賀崎智信氏(45)がブログで、NGT48山口真帆(23)の騒動に触れた自身のツイッター内容について、20日に説明の場を設けると発表したことについて言及したしました。彼は3月に前NGT劇場支配人の今村悦朗氏、前AKB劇場支配人の細井孝宏氏とともに食事をし、その後自身のツイッターで「いろいろ聞いた。みんなくだらない報道に惑わされないように」と3人の笑顔の写真とともに投稿しました。しかしこれに対し、第三者委員会による山口の事件調査が続く中で適切ではないと、3人に対する激しい批判のコメントが投稿されました。
これに対し、自身のブログで「3月のツイートが原因で沢山の方からご意見を頂きました。ご意見については受け止めますが、中には僕の職場に葬式の案内を送りつけてきたり、子供の怪我に気をつけろ、殺すなどという脅しも。これは、あの誤解を生むつぶやきの説明をきちんとしないことには、こうした、嫌がらせが続く可能性もあると思い、きちんと説明をしたいと考えています」とし、5月20日にDMで受け付けた20名程度を招待し、説明する意向を示しました。これに対し設楽は、「20人って聞くと確かに少ないなっていう気がしますね」と、20人という数に疑問を示しながら、未だにNGT48騒動が収束しない状況について、「真実があるんじゃないか、なんなんだってみんなが思うから尾を引くというか…」とコメントをしました。
また、お笑い芸人の「ダウンタウン」の松本人志(55)も、5日放送の自身がMCを務める番組「ワイドナショー」で、NGT48山口真帆(23)の事件について触れる場面がありました。まず同番組に出演していた落語家の立川志らくが、「卒業じゃなくて、体のいい追放のように感じる。いじめと何ら変わりない、学校の」とし、「クラスで女の子がいじめられていた。それがエスカレートして他の学校の男子にいじめをさせたと。それで、先生に訴えて、『教育委員会に相談する!』って言ったら、結局、いじめと同じで『いじめはありませんでした』『君はいろいろ学校の事を悪く言うから、他の学校に行ってくれ!』と。はたから見ていると追い出したような形」と今回の運営の対応に対して、厳しく批判をしました。
またアイドル好きとして知られている、お笑い芸人「南海キャンディーズ」の山里亮太も、「早くわかりやすく、この人が悪かったんです!っていうのを打ち出してやらないと、関わっていない子たちがこんなにやりづらい環境でアイドルをやるのがかわいそう。明確にコイツとコイツが悪いから切りました!っていうのを早くもらえたらな。そうじゃないと、ファンの方がモヤモヤしてライブに行っている。NGTのライブがそっちのほうが気になって盛り上がっていないのは、ちゃんとやっている子がかわいそう」と話し、アイドルファンならではの見解を示しました。
そして松本は、先月4月に卒業公演を行った指原莉乃の件を引き合いに出しつつ「アイドルって明るい存在で、みんなを楽しませないといけない」とし、「この暗いイメージをいつまでもダラダラダラダラくすぶっている責任者は誰なんだということですよ。これから彼女をどこかのプロダクションが引き受けて気持ち良くスタートできたら(いい)。どこか吉本以外の事務所が見つかれば本当にいい。吉本はダメですよ」とコメントしました。
未だに収束される気配がなく、それにもかかわらず握手会やコンサートを再会している運営側ですが、このままではファン離れが加速し、アイドルの世界に暗いイメージが残ることになりかねないので、少しでも早く懸命な判断の元事態が収束することを願いたいですね。