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定期的にケアは必要?舌癌の知識


人間にとって必要不可欠な食べることと話すことには、舌が関係しています。ですから、舌の病気になると、生活にも仕事にも大きな影響が出ます。
舌の病気でよく知られているのが、舌癌です。舌癌は、口内炎と間違われることもある病気ですが、他の部位にできる癌よりも発見しやすいです。
口の中にできる癌は、口腔癌と呼ばれています。その中で最も多いのが舌癌なのです。
癌が口の中にできると、日常生活に必要な機能に影響が出ます。ですから、治療では根治を目標にします。


写真:cloudfront.net

舌癌の原因は、明らかになってはいません。ただ、リスク因子としては、喫煙や飲酒が挙げられます。男女の比率では、男性が発症しやすいです。その理由は、男性の方が飲酒や喫煙の習慣を持つ人が多いからだと考えられています。
舌癌の代表的な症状は、舌の両側の縁にできる硬いしこりで、歯にあたって出血したり、痛みを感じることもあります。

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写真:recruit.jp

顔を洗ったり歯を磨いたりするときには、たいてい鏡を見ます。そのため、鏡を見て症状に気づく人も少なくありません。
多くの患者が、早い時期に病変に気づき、病院で治療を受けています。ただ、舌の表面ではなく、奥深くに癌が入り込んでいると、発見しにくいです。そのため、重症化してから発見されることもあるのです。
舌癌が進行すると、潰瘍になり、痛みや出血、口臭などの症状が出てきます。

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写真:hu.ac.jp

早期発見の癌でも、首のリンパ節に転移すると、急に進行することがあります。舌は筋肉の塊なので、リンパ液と血液の流れがよいのです。そのため、癌が頸部へと飛びやすいのです。
早期の場合、舌癌の手術は30分から40分で終わります。しかし、転移した場合は、再度手術が必要になります。

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写真:yoyaku-blog.jp

初期の舌癌は、口内炎によく似ています。そのため、歯科や耳鼻科、内科で口内炎と誤診されることもあります。病院で処方された薬を使っても治らないようであれば、専門医に相談した方が安心です。特に舌の表面がざらついて、しこりが触れる場合は注意が必要です。
舌癌の検査と治療は、耳鼻咽喉科や頭頸部外科で行われることが多いです。
治療方法には、腫瘍を切除する手術と放射線治療があります。

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写真:kmyyzl.com

放射線治療だと、全身麻酔が使えない人でも舌癌の治療を受けることができます。放射線治療は、早期の舌癌であれば、1時間弱で終了します。切除手術であっても、舌の再建術が必要ないため、30分から40分くらいで終了します。
退院後の食生活には制限はないものの、刺激のあるものを食べると痛みが出る可能性があるので、苦痛を感じない食べ物を摂取することが大事です。

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