日本中がアツくなっているラグビーワールドカップ!
日本開催で全世界から多くのラグビーチームが集まる中、10月13日に予定していた『ラグビーワールドカップ』の1次リーグB組「カナダ×ナミビア」の試合が台風19号の影響で中止となった同日、
両チームの選手たちが滞在先の岩手県釜石市で、土砂を取り除くなどのボランティア活動に汗を流したと報じられています。
そんな彼らの素晴らしい対応に、ネット上では「紳士すぎて感謝しかない」「胸が熱くなった」など選手をたたえる声が相次いでいます。
日本開催でのラグビーワールドカップが盛り上がっている中、
カナダ代表は最終戦のナミビア戦で今大会初勝利を狙いましたが、台風19号の影響で異例の試合中止が発表され、引き分け扱いとなり、B組最下位が決まりました。
しかし、その去り際はスポーツマンらしい粋なものでした。
選手たちは釜石に残り、約2時間にわたって、大雨で路上にたまった土砂や泥をスコップでかき出したり、ゴミ袋に集めたりしたといいます。
地元男性はメディアの取材に対して、
「たくましいけど、やさしい心を持っている人たちだと思いました。手伝ってくれてうれしかったです」
と話しています。
また、カナダ代表のアンドリュー・コー選手は取材に応じており、
「釜石の思いやりに触れ、素晴らしい時間を過ごすことができました。日本で貴重な経験をすることができたことを感謝したい」とコメントしているほか、
ジョシュ・ラーセン選手は「試合ができずに失望したが、後かたづけの手伝いができ、(住民らに)勇気づけられた」と話していたことが明らかになっています。
一方、こちらも試合が中止となったナミビア代表の選手等は、
台風で被害を受けた滞在先の岩手県宮古市の市民を元気付けたいとして、
ナミビア代表側から宮古市に打診し、市内の駅前広場や市民交流センターを訪問して交流会を行っていたことが明らかになっています。
なお、カナダ代表とナミビア代表は最終戦が中止になったことで引き分け扱いとなり、0勝1分3敗で共にリーグ敗退となっています。
これら両チームの粋な行動に対しては、現地の人らだけでなく、ネット上からも称賛の声が相次いでおり、
- 何と素晴らしい行動だろう。試合が出来ず悔しい気持ちもあっただろうに、頭が下がります。
- 自分達のラグビーに集中するだけでなく、被災した人々を救う心の温かさと余裕が凄すぎる。感謝です。
- 本当に素晴らしい。いくら気象の条件とはいえ4年に1度の大会が中止になってしまったのに文句を言わずボランティアまでしていくなんて…
- 本当に素晴らしい。感動しました。ラクビーは、他者に対する「リスペクトの精神」をとても大事にするスポーツだと常々思ってきましたが、それを証明していただいた思いです。ありがとう!
- 今大会勝ちはできなかったがカナダもナミビアも多くの日本ファンができただろう。
だからこそどちらかに今大会初勝利(ナミビアは大会初勝利)をして欲しかったし、なにより両国の試合をみたかった。でも安全を考えたらしょうがないし、選手の心意気にただ感謝
などと、称賛や感謝の声がたくさん上がっています。両チームがとった行動は素晴らしいですね。
カナダ代表の誠意と思いやり溢れる行動に心から感謝します。
Heartfelt thanks to @RugbyCanada?? for supporting the people of Kamaishi in the cleanup efforts following Typhoon Hagibis! ✨#RWC2019 #RWC釜石 #NAMvCAN pic.twitter.com/PjhDllcT9LADVERTISEMENT — ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 13, 2019
これらの報道は、大会組織委員会はW杯公式ツイッターに写真と動画を載せて活動の様子を伝えており、
「カナダ代表の誠意と思いやりあふれる行動に心から感謝します」と記していたことも明らかになっています。
両代表の選手たちはまさかの大型台風で試合中止となり、4年に1度のワールドカップが終了するとは思わなかったでしょうね。
今回のW杯で勝ちにこだわって練習してきただけに、試合が中止となったのは相当悔しい気持ちだったと思いますが、
合宿地の方々に感謝の意を示すために、清掃ボランティア活動に参加したり、市民との交流会を急遽行うというというのは本当に素晴らしい行動だったと思います。
両代表とも今大会は残念な結果となってしましましたが、さらに4年後の2023年にフランスで開催されるラグビーワールドカップでは、最高の結果を残してもらいたいです。