安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件が発生して、間もなく1カ月が経とうとしています。捜査が進められるなか、山上徹也容疑者(41)の“減刑”を求めるオンライン署名が始動し、その署名活動は8月1日時点で4000人を突破し、その動向に注目が集まっています。
これの署名活動は山上容疑者の非常に辛かった生育環境、境遇に対しての情状酌量、また、非常に真面目で努力家な人柄であり更生の余地が大きいことを訴える署名だとされています。「いかなる理由でも殺人を肯定するものではありません」などの表記もありますが、
幼少期に父親を亡くし、母親は’90年代に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に入信し、多額の献金をした末に’02年に自己破産。山上容疑者は奈良県有数の進学校に通っていましたが、家庭の経済破綻によって大学進学を断念するなど、こうした生い立ちの山上容疑者に対して、《彼には恨みだけの人生を歩んで欲しくない》 《山上徹也の人生は、かわいそうだったと思う》同情する声が寄せられていました。point 250 | 1
さらに国を越えた中国では、山上容疑者が“フィギュア化”されるという事態まで発展。犯行当時の山上容疑者を模したもので、半袖シャツに肩からカバンを斜めにかけ、手製銃を持つ姿が再現されました。
事件直後に中国のネット上で販売されたそうですが、中国だけでなく日本からも“不謹慎”と炎上する事態になっていました。山上容疑者を擁護する人たちのなかには、彼と同じように“近親者が宗教に傾倒したことで苦労した”という声が散見されますが、罪は罪。決して許されるものではありません。
異例でもある、山上容疑者を“持ち上げる”風潮。たとえ“宗教二世”で恵まれない境遇だとしても、罪は罪であることを再認識するべきではないだろうか…
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