女優で”創作あーちすと”の、のんさん(能年玲奈)による初監督映画と、その舞台裏を収めた『のんたれ(I AM NON)』がYouTube Originalsで10月2日から無料配信されます。それに先立ち、同YouTubeでは9月18日、告知動画『のんたれ – OFFICIAL TRAILER』を公開。ファンの多くは支持しているのですが、意外にも皮肉めいた声も上がっているようです。
のんとしての活動
2006年に13歳だったのんさん(当時・能年玲奈)は、ローティーン向け雑誌『ニコラ』のオーディションを経てモデルデビューを果たしました。2013年にNHK『あまちゃん』で一躍人気となったのんさんですが、当時の給料は5万円ともいわれ、パンツが買えないほど困窮していたとか。2016年に独立するも、本名である『能年玲奈』の使用をかつての所属事務所から禁止され、以降は『のん』名義で活動を続けているのです。point 208 | 1
2016年にアニメ映画『この世界の片隅に』が大ヒットを記録し、主人公・すず役の声を担当したのんさん自身もさまざまな賞を受賞しました。CM出演や『あまちゃん』をきっかけに結びつきが強くなった東北のイベントにも多く出演。2017年になると”創作あーちすと”としてアートブックを刊行するなど活躍していました。point 222 | 1
前述の『のんたれ(I AM NON)』は全11エピソードあり、のんさんの1年半にわたるドキュメンタリーを収めたものです。最終エピソードではのんさんが初監督を務める『おちをつけなんせ』が公開されます。この映画でのんさんは、監督、主演、脚本、演出、衣装、編集、音楽など、ほぼ全てを手掛けています。しかし、映画を含めたこの動画作品は、のんさん自身の“プロモーション”での側面が強く、「所詮は学生の自主映画レベル」「ただのユーチューバーでは」など、否定的な声も一部あるようなのです。point 293 | 1
のんさんと言えば独特なテンポの話し方が印象的ですが、前述した『ニコラ』時代はかなり早口だったとか。また天真爛漫なイメージがありますが、実際は人見知りで気を使いすぎ、円形脱毛症になったこともあるといわれているようです。こうしたギャップに一部ファンから「キャラも迷走気味」「計算ではないか」とささやかれているようなのです。point 231 | 1
彼女を支持する著名人は映画評論家の町山智浩氏、筋肉少女帯の大槻ケンヂさん、南海キャンディーズの山里亮太さんなどいわゆる“サブカル系が好きな人”が多いとされており、「今回の(映画の)裏にサブカルな大人がいる」と、のんさんが変化した原因を分析する声もあります。
更に、2018年3月4日、都内のイベントで、五輪制覇を果たした男子フィギュアの羽生結弦選手に関して聞かれ「表現力では(羽生選手に)勝てます」と発言。これが配慮がないKY発言だと”炎上”してしまったのです。その2年ほど前、2016年のエイプリルフールに自身の公式ブログで、人気アニメ『おそ松さん』(テレビ東京系)のキャラクターに扮した姿を披露し、羽生結弦選手にソックリだと話題になったこともあり、余計にイメージダウンとなってしまったようなのです。point 291 | 1
今年7月には、公正取引委員会がジャニーズ事務所の圧力を注意した元SMAP問題を受け、旧事務所によるのんさんへの圧力があったことを現マネージャーが声明として発表しましたが、そもそも旧事務所と契約中にのんさんが無断で個人事務所を設立したとの報道もあり、のんさん側への同情はあまり集まりませんでした。point 205 | 1
底力発揮なるか
ヒットドラマの主人公から一転『悲劇のヒロイン』となり応援の声もあったのんさん。最近の迷走やKY発言などにより、少なからずアンチが増え始めているようです。それでも、『のんたれ – OFFICIAL TRAILER』のコメント欄は、その才能と行動力を称賛する声が溢れています。いずれにしても、これから公開される動画、映画の出来で、その真価を見せつけることができるでしょう。