お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品が、静岡県熱海市で起きた土石流災害について不適切な発言をしてネットが炎上状態となっています。粗品の不適切な発言があったのは、7月9日の深夜に放送されたニッポン放送「霜降り明星のオールナイトニッポン」。
粗品は静岡朝日テレビ「霜降り明星のあてみなげ」で共演する宮崎玲衣アナウンサーが「雨女」であると語り、そんな宮崎アナが「アメトーーク」で全国デビューを果たした翌日に熱海が豪雨に見舞われたことを引き合いに出し、「熱海が終わったもんな。宮崎アナのせいで」ととんでもない不適切発言をしてしまい、粗品の発言に心を痛めた聴取者は多かったといいます。
今もなおネット上では、「人間性が出てる」「失言なんてレベルの発言じゃない」「終わってるのはお前だろ」「言っていいことと悪いことの違いがわからないのか?」などと批判が殺到してしまったのだが、芸能界では災害での失言で炎上してしまった人はたくさんいます。2011年に起きた東日本大震災では、モデルのマリエの考えられない発言が話題となりました。
世界中から募金や義捐金が送られる中、突然マリエはTwitterで「くだらね、世の中チャリティー産業かよ!?」「金だけだせばいいとおもいやがって」とブチギレ。多くの募金を要求する声がわずらわしくなっての発言だったのだが、Twitterはあえなく大炎上してしまい、バッシングはしばらく続き、芸能界からも干されたと言われていました。
香港のアクションスターのジャッキー・チェンもそう。新作映画のプロモーションでアメリカを訪れたジャッキーは、東日本大震災について地元メディアに対して「こう言ってはなんだが、世界のどこかで大津波や大地震が起こればいい。世界中が手を取り合って救援に向かう。その光景を見ると幸せに感じる」と言い放ったのでした。とんでもない発言が当然のように世界中からバッシングを浴びました。
最後は大物女優の藤原紀香。彼女は2016年に発生した熊本大震災で失言しました。阪神・淡路大震災を経験している藤原は、被災者の安全を願うブログを更新し余震が続くことについて、「火の国の神様、どうかどうかもうやめてください。お願いします」とした。これにネット上では、「神様?熊本にバチが当たったって言いたいの?」「自分に酔ってる。ちゃんと現実を見てほしい」と言った声があがってしまったのでした。