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【お医者さんに聞いた】母乳マッサージ(おっぱいマッサージ)は産前から!正しいやり方とケア


おっぱいマッサージ

妊娠、出産の経験のある女性なら、母乳マッサージを知っているでしょう。

母乳マッサージと呼ばれていることから、出産後に行いうものだというイメージが強いようです。

しかし、母乳マッサージは産前から始めることで、より効果を発揮します。

今回は正しい「おっぱいマッサージ」についてご紹介します。

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写真:Google Image Search

おっぱいマッサージの効果

まずは、おっぱいマッサージにはどのような効果があるのか見ていきましょう。

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おっぱいマッサージとは、母乳がうまく分泌するようにしたり授乳をしやすくするためのものです。

マッサージにより、血液循環を良くしたり乳房の中にある小葉という部分で作られる母乳を乳管洞まで促すことができます。

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乳管の詰まり

乳房の中の乳管がうまく開通していないと、母乳が出にくくなります。

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さらに食事による脂などが詰まってしまうこともあります。

こうなると、赤ちゃんは母乳をうまく吸えず、十分に母乳が摂取できなくなります。

さらにお母さんが乳腺炎になる恐れもあります。

 

痛みの軽減

おっぱいマッサージをすると、乳首が鍛えられて伸びがよくなるので、授乳がしやすくなります。

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初めての授乳の場合は、乳首が吸われることになれていないため、痛みやすい上に伸びが悪いです。

すぐに切れたり荒れたりしてしまうだけでなく、赤ちゃんも母乳が飲みにくくなります。

おっぱいマッサージのタイミング

ではおっぱいマッサージはいつ始めれば良いのでしょうか?

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生まれてきた赤ちゃんに、すぐにうまく授乳してあげたいのが、ママの気持ちですよね。

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早過ぎはNG

おっぱいマッサージをすると、オキシトシンというホルモンが分泌されて子宮を収縮させます。

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ですので妊娠初期には避けるようにしましょう。

理想は、妊娠中期頃(5ヶ月16週~)に乳首の手入れをはじめ、後期(8ヶ月28週~)からマッサージを始めることです。

 

おっぱいマッサージの準備

おっぱいマッサージを実際に始める前に、確認しておくべきことがあります。

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赤ちゃんが母乳を飲みやすい、乳首の形があります。

乳首の形は人それぞれですが、赤ちゃんが飲みやすい形があるのです。

 

理想的な乳首の形

理想とされている乳首は、付け根が少しくびれていて、先に膨らみがある状態です。

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引っぱった時に2センチくらい伸びれば、赤ちゃんが吸いやすい形といえるでしょう。

 

平均よりも小さい場合は、マッサージで乳首を鍛えるようにしましょう。

逆に平均よりも大きい場合は、赤ちゃんがくわえやすいように、マッサージで乳首を柔らかくしましょう。

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乳首が乳房の内側に入ってしまっている状態の乳首は、乳頭吸引器などを用いて乳首を外に出してから、マッサージをしましょう。

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理想の母乳

理想の母乳の状態がこちらです。

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・十分な量の母乳が出る

・授乳するべきタイミングにしっかり母乳の準備が出来ている

・おっぱいに関する病気にかからない

・必要な栄養素がしっかり揃っている

 

次のような場合は、おっぱいマッサージが必要です。

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・赤ちゃんの体重の増え方が少ない(1日の体重増加の目安は、生後0ヶ月〜2ヶ月の場合は30グラム〜40グラム、生後2ヶ月〜3ヶ月の場合は25グラム〜30グラム)

・赤ちゃんが生後2ヶ月を過ぎても1時間未満で起きてしまう

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・赤ちゃんがおっぱいを吸っている時間が1時間近くかかる

・赤ちゃんのおしっこの回数が5日未満の日が多く見られる

・おっぱいが張らない

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おっぱいマッサージの方法

産前

・まず、乳輪と乳房の境目に親指、人差し指、中指の3本を当てます。そのまま乳首をつまみ、付け根から軽く引っ張ります。これを3回ほど繰り返します。

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・まず、親指と人差し指で乳輪をつまみます。そのまま、乳首のまわりを角度を変えながら圧迫していきます。次に、人差し指と中指で乳首をはさみこみ、親指で乳首の先を回します。さらに、親指、人差し指、中指で乳頭をつまみ、左右に回転させます。

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・まず、両方の乳房をそれぞれ両手で支えます。そのままの状態で乳房の脇に親指を添えて、胸を外側へ引っぱります。次に、どちらかの乳房を両手で包み込み、マッサージします。これを、反対側の乳房でも同様に行います。

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産後

・まず先にマッサージをする方の乳房を決め、マッサージをする乳房とは反対側の手で乳房を横から覆うように包み込みます。マッサージをする乳房側の手は反対側のその手に添えた状態で、そのまま横に向かって3回ほど軽く押します。これを、反対側の乳房でも同様に行います。

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乳房が大きい人は、手で乳房を包み込むところは下の方から胸を支える形でもOK。そのまま、マッサージする乳房側の手を反対側の手の下に添えて、上下左右に軽く3回ずつ押します。

・先にマッサージをする方の乳房を決め、マッサージする乳房と反対側の手を乳房の斜め横から支えるように添えます。マッサージする乳房側の手は、その手に添えます。そのまま手を乳房の内側斜め上に向けて、3回ほど軽く押します。これを反対側の乳房でも同様に行います。

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・先にマッサージをする方の乳房を決め、マッサージをする乳房とは反対側の手で乳房を下から支えます。反対側の手を、その手に添えます。そのまま上の方へ向かって3回ほど軽く押します。これを反対側の乳房でも同様に行います。

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・まず、薬指と中指でマッサージをする方の乳房を支え、親指と人差し指で乳首を圧迫します。次に、圧迫する位置を上から下に2回〜3回ずつずらしていきながらさらに圧迫していきます。今度は両手の薬指と小指で乳輪を左右から持ち上げて、親指と人差し指で乳輪をゆっくりつまみます。そして、乳首を中心に位置をずらしながら内側に向かって3回〜4回圧迫していきます。これは、乳房のむくみを解消するのに有効なマッサージとなります。point 203 | 1

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おっぱいマッサージの注意点

おっぱいマッサージは毎日する必要はありません。

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負担にならない程度に、2~3日に1回ずつ行いましょう。

 

そして入浴時のマッサージが効果的です。

体温が高く血行が良い時におっぱいマッサージをすると、効果が高まります。

入浴時以外にするときは、部屋の温度を上げるようにしてみましょう。

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ながらマッサージは危険です。

デリケートな部分なので、しっかりと状態を確認しながら行いましょう。

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おっぱいマッサージまとめ

おっぱいマッサージについて、意外と知らないことが多かったかもしれません。

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経験者でないと分からないし、大切な赤ちゃんや自分の体に関わることだから、きちんとした知識を身に着けたいですよね。

正しいおっぱいマッサージの方法で、ママも赤ちゃんも健康を保ちましょう。