今月9日、ロシアの首都モスクワで、対ドイツ戦勝記念日の式典が行われ、プーチン大統領が出席・演説を行いましたが、注目されていた「戦争宣言」はしませんでした。
記念式典はモスクワの赤の広場で始まり、プーチン大統領は、冒頭で「我々はいまだドンバスのために、ロシアの安全のために戦っている」と主張。
「キーウでは核兵器の取得に関する話が進んでいた」「NATO(北大西洋条約機構)が我が国に近い領土を開発しようとしていて、我々にとって直接的な脅威になっている」と、NATOを批判し、ウクライナへ侵攻を正当化してみせたのでした。
式典で行われるはずだった航空機によるパレードは、天候の原因で中止になったそうです。当初、核戦争の時に大統領らが指揮をとる特別機「イリューシン80」なども飛ぶ予定だったとのこと。
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