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日本人の歴代ボクシング世界チャンピオンたちの名言集


現在のボクシング世界王座認定団体には男性ではWBA、WBC、WBO、IBFの4団体があり、女性ではWIBA他14団体があります。日本における歴代のボクシング世界チャンピオンは、男性90人、女性21人となっていますが、その中には外国人で日本国籍を有している人が男性に7人いますので、純粋な日本人としては男性は83人が世界チャンピオンとなっています。


写真:suginamigaku.org

その中でもよく知られている日本のボクシング世界チャンピオンと言えば、何と言っても具志堅用高が一番でしょう。昭和51年にプロ入り9戦目でWBA世界ジュニアフライ級の王座に就き、日本人最多の世界戦13度防衛の記録を保持しています。

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写真:yomosugara.net

この記録は現在でも破られていない大記録です。現在ではテレビタレントとしてバラエティ番組で見かけることが多いですが、平成7年には白井・具志堅スポーツジムを設立して、新たな世界チャンピオン育成のため後進の指導に当たっています。具志堅用高には「闘争本能なんてね、ボクサーになりたいと思うような子はみんなもってるの。それよりも、本当に必要なのは素直さなんだよ」と言う名言があります。ボクシングが上手になるためには闘争本能はもちろん必要ですが、基本をきちんと学んで基礎をしっかり作らないと上達はしません。指導を受け入れ自分の技術とするためには、なによりも素直さが一番大切だ、と言う教えです。笑える名言も数多い具志堅用高ですが、こんな真面目な名言もあるのですね。point 392 | 1

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写真:takagiman.jugem.jp

もう1人、記録よりも記憶に残るボクシング世界チャンピオンとして、辰吉丈一郎がいます。平成3年に具志堅用高の記録を抜くプロ入り8戦目でWBCの世界バンタム級の王者となりました。しかし、同じ平成3年の年末に左目の異常を訴え地元の病院で検査をした結果、網膜裂孔の診断を受けてそのまま入院し手術となり、長期間の休養を余儀なくされてしまいました。そして平成4年の9月に同級の暫定王者との統一戦を行いますが、9回にTKO負けとなり王座から陥落し、辰吉丈一郎にとって初の黒星を喫します。その後平成5年に世界王者に再挑戦し、フルラウンドに渡る激闘の末に僅差で判定勝ちを収め、世界王者に返り咲きを果たしますが、またもや左目の異常が再発し、検査を行ったところ結果は網膜剥離との診断で、日本ボクシングコミッションのルールにより試合をすることができなくなり、事実上の引退の危機となり王座も返上することになります。point 465 | 1

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写真:90s.webcrow.jp

そして平成6年、手術を行い左目も回復したため舞台を米国に移し、復帰戦を行い再び王者に返り咲きますが年末に敗戦、平成8年にも世界戦に挑戦しますが負傷TKO負けを喫してしまいます。平成9年の4月にも世界戦に挑戦し完敗しますが、11月に行った世界戦で、なんと見事な勝ちを収め3年ぶりの世界王者に返り咲きました。しかし平成10年の3度目の防衛戦でKO負けとなり、平成11に引退しますがその後撤回し、47歳になる現在でも現役選手として練習を重ねてチャンピオン当時の肉体を維持しています。point 305 | 1

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写真:ikekara.com

この辰吉丈一郎の名言が「人はいつか必ず死を迎えるわけで、他人の目や評価を気にして生きても一生、自分の好きに生きても一生。だったら、思いどおりに生きてみたい」と言う言葉があります。念願のチャンピオンの座を勝ち取った直後の病で2度もその座を失ってしまうと言う、この波乱万丈なボクシング人生を歩んできた辰吉丈一郎ならではの重みのある正に名言と言えるでしょう。日本のプロボクシングは原則37歳が定年であるため、47歳の辰吉にはもう国内での試合をすることはできません。しかし現役にこだわっている辰吉は正に「思いどおりに生きている」と言えるでしょう。point 333 | 1

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