1994年に始まって以来、人気を維持し続ける「名探偵コナン」は、コナンの体を小さくした組織の話を軸にあらゆる殺人事件を解決していく推理漫画です。組織のボスは誰なのかという問題は、連載当初から話題になっています。今までに候補にあげられた人物をおさらいしながら迫ってみます。
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有力候補は阿笠博士? コードネームにも一致?
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ボス候補で一番有名な説だったのが阿笠博士で、元の姿である工藤新一を幼い頃から知っている52歳の発明家です。組織メンバーのコードネームはジンやウォッカのように、全てお酒の名前であり「アーント・アガサ」というカクテルが存在することから噂になりました。
また、今は幼児化して同級生となった元組織メンバー、灰原哀がピンチになった事件では、外で待機していた博士がコナンと通信していました。しかし、ジンとウォッカが到着したとことを伝えようとしたらタイミング良く電池切れで通信が途絶えます。犯人だった組織メンバーのピスコが71歳という高齢で、ボスに長年仕えていたことを語ったこともありボスも高齢だと推察されたのです。
しかし、博士はボスではないと青山先生も断言していますし、情報をさらけ出したくない組織のコードネームが本名だということには無理があると言わざるを得ません。
ボスの条件は?死者にも候補がいる理由は?
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阿笠博士の他にも候補に挙げられた人物はたくさんいました。しかし、新一の父親である工藤優作やFBIのジェームズ・ブラック、博士の初恋だったフサエ・キャンベルなどは全て青山先生が否定しています。
青山先生は朝日新聞のインタビューで、ある巻を取り出してボスを決めていた時期を明かしています。詳しい巻数は伝えられていませんが、その当時は53巻まで発売されていたため、それ以前に登場している人物となるのです。
ボスの名前は既にどこかに出ているとも語っていますが、実際に登場したとは明言していません。そのため、名前だけが出てきた大富豪の「烏丸蓮耶」も根強い候補の一人と言われています。半世紀前に99歳で他界していますが、組織の目的が不老不死や死者の復活をにおわせているので可能性は充分にあると言えます。
鳥取県に関わる人物がボス?メアドから連想する
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組織のベルモットが大きく関わった事件では、ボスのメールアドレスのプッシュ音が童謡の「七つの子」と似ていることが判明します。その後、携帯を操作している人物にベルモットのイメージが重なり疑問を覚えます。ある事件の帰りでは、群馬県警の山村警部が電話する際のプッシュ音が七つの子に似ていると気づくのでした。前者も後者も鳥取県に電話をしていたことが分かり、市外局番の「0858」がボスのアドレスだと判明します。
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「七つの子」からはカラスがイメージでき組織のカラーである黒を連想させます。烏丸蓮耶もシルエットが出てきた際には肩にカラスが乗っていましたし、名前にもカラスが入っていることからも一番怪しいことには変わりありません。これらの論争はネタバレを推察している方には有名な話ばかりですが、それだけ盛り上がるということこそが大人気漫画の証なのでしょう。
真相は青山剛昌だけが知っているという結論
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結局のところ青山先生にしか真相は分かりませんが、初めは阿笠博士がボスだったのではないでしょうか。読んでいくと途中で変更したように感じる場面がいくつかありますからね。いずれにしても、あっと驚くような結末がいつの日か見られるのを期待して待つしかないのでしょう。