昨年の参院選を巡る買収事件で逮捕された前法相の衆院議員河井克行容疑者（57）と妻の参院議員河井案里容疑者（46）に 30日、期末手当が支給されました。他の国会議員と同じ扱いで、金額はそれぞれ約319万円です。
立憲民主党などでつくる野党会派で無所属の山井和則衆院議員は取材に「現職議員には自動的に支給されるが、国民は納得できない。議員辞職するべきだ」と批判しました。国会議員の期末手当は民間企業のボーナスに該当し、国会議員歳費・旅費・手当法に基づき夏と冬に支給されます。
また、昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、参院議員河井案里容疑者を当選させるための選挙運動に従事した男性会社員が 昨年6～8月、口座を通じ受領した計約86万円は、前法相の衆院議員河井克行容疑者が 陣営スタッフに指示し入金させた疑いのあることが30日、関係者への取材で分かりました。
河井夫妻は合わせて94人に計約2570万円を提供したとして、公選法違反（買収）の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。関係者によると、地元議員らは手渡しだったが、男性ら陣営で働いた3人には 手渡し分に加え、計 約220万円を口座に入金していたという。
ありえない⁉ どれだけ国民を馬鹿にするのか!! 悪い事をやっておいて「賞与」というのはおかしい
今回の報道に対して、経営コラムニストの横山信弘 氏は以下のようにコメントしていますが…
《 ボーナス＝賞与として考える。給与は「固定費」、賞与は「変動費」というようにはっきりと区別されるものではない。しかし賞与は一般的に、
・収益を分配する
・評価によって上下する
ものとして一般的に認知されている。とくに昨今の経営者は「利益分配金」という側面を打ち出している。したがって「ボーナス」という名称を使って支給するのであれば、国民は到底納得できない。別の名称をつけたほうがいいのではないか 》
その他にも多くのコメントが寄せられていますが…
《 ありえない！どれだけ国民を馬鹿にするのか！！このコロナで苦しんでる人。それに生きる為に頑張っている人。そんな人でさえ税金を納めてきたそのお金が、悪用してきた者にまだお金を渡す日本はおかしいと思わないこの制度。その制度を作ってきた国会議員。ホントありえない。それなら税金を徴収の義務はない！納税を拒否してもおかしくない、いや誰も納税したいと思わない法案こそ廃案すべき》
《 悪い事をやっておいて「賞与」というのはおかしいような気がします。公職選挙法に堂々と違反する法務大臣というのは日本の憲政史上初ではないかと思います 》
《 口先だけでなく、議員辞職勧告決議案を提出するとか行動を見せたらどうなの？と同時に、今後二度と同じ事が出来ないようにするため、憲法を改正して公職選挙法で有罪が確定したらその時点で自動失職するという案の議論も率先して与党に持ちかけるべきだろ！》
《 全く納得できないが、裁判で罪状が確定しない限りは推定無罪のため致し方がない。早く立件して決定的な証拠をもとに罪を認めさせて欲しい。罪が悪質だけに量刑は最上限でなければそれこそ納得がいかない 》
等など、あまりに納得できないこの現状に怒り心頭で批判殺到のようでした。