3月3日放送のフジテレビ朝のワイドショー「とくダネ!」には、社会学者で作家の古市憲寿氏が出演。この日の番組では、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に出されている新型コロナへの対策、緊急事態宣言が解除される予定の7日まで、あと4日となったことを報じたのですが、そのなかでの古市氏の発言がとある物議を醸しているようです。
この日の番組では、新型コロナウイルス対策で7日を期限に発令中の緊急事態宣言について、対象地域の東京都の小池百合子知事が政府に宣言の延長を要請する方向で調整に入ったことについて取り上げていました。また、神奈川、埼玉、千葉の知事も延長を要請することを報じる新聞記事を紹介し、出演者らがこのテーマについて意見を出し合っていました。
また、番組では「緊急事態宣言を今月7日で解除すべき?」でアンケートを実施。すると、「解除しない方がいい」が55・2パーセントと半数を超えたことを紹介し、この結果にコメンテーターで古市氏は「山崎さんみたいに、緊急事態宣言が続いていると家でリモートワークができて、仕事が休める」とアシスタントで同局の山崎夕貴アナウンサーへツッコミ。
すると、この古市氏の発言に対して小倉智昭キャスターは「そういうことは言っちゃダメだよ」とポツリ。そのほかにも、「知事の方たちはやっぱり目立ちたいから、と思っちゃうんですよね。普段メディアにもあまり出ないじゃないですか。」「それが(緊急事態宣言を)解除するしないで、こうやってアピールしていると、メディアにも出やすいし…」とコメント。
この発言にも小倉アナは「それはあまりにもうがちすぎじゃないの」とたしなめたのでした。確かに4人の知事たちは、このところ連日のように「宣言の解除はまだ早い」といった趣旨の話をテレビを通じて発信するなど、露出増なイメージもありますが、そんな様子に古市氏はあまりにも疑問を抱えているのか「でも、知事の人たちの言葉を聞いていると、元の生活に戻ってほしいとの思いは感じない」「ただ、恐怖をあおっているばっかりで」と発言したのでした。
小倉智昭アナにたしなめられる一幕が多数見られた今回の放送。ただ、古市氏の発言には視聴者も疑問を抱いたようで、ネット上では「マスコミで目立ちたいと日頃から思っているから、他人の行動もその物差しで見てしまうのでしょう。主張が通らないとすぐ攻撃的になったり拗ねたりする人ですね。」「目立ちたいからとか責任回避とか、これ曲がりなりにも「学者」を名乗る人間の言うことか。」などと否定的な声も少なくありませんでした。