去る2月23日、『ミッドナイトスワン』のトランスジェンダー役を演じた草なぎ剛さんが、東京映画記者会が主催する第63回ブルーリボン賞で、初の主演男優賞に輝きましたが…。同賞を主催するスポーツ紙7社の合同インタビューでは「高倉健さん、大杉漣さんのようにお世話になった先輩方に『立派な賞をいただきました』と報告したい。健さん、漣さんからいただいた要素を膨らませて、いろんな役ができている」と偉大な先輩らへの敬意を表していました。
今回の受賞の一報を受けて、ネット上でも…
「これで名実共にで超一流の役者と認められましたね」
「受賞本当におめでとうございます。また追いスワンしたくなりました…」
「あの役は剛クン以外に演じられる俳優が思いつかない程の完璧さでした」
「ジャニーズ事務所の圧力やテレビ局の過剰な忖度から開放されつつあって、とても喜ばしい状況になっていますね」
などと、“ジャニーズ”の肩書なしでの受賞に 多くのファンからの賛辞が寄せられているようでした。
皆さんの、おかげです!
この映画を、好きになってくれて
ありがとうございます!㊗️?㊗️ https://t.co/XhGIiJcC8k— 草彅 剛 (@ksngtysofficial) February 25, 2021
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また、去る2月25日には、自身のツイッターを更新。ファンからの祝福に対して「皆さんの、おかげです!この映画を、好きになってくれて、ありがとうございます!」と感謝の思いをつづっていました。
そのように “演技派”として認められつつある 草なぎさんに さらなる期待が高まっているのが NHK大河ドラマ『青天を衝け』。主演の吉沢亮さんが 日本経済の土台を築いた渋沢栄一を好演していますが、彼をしのぐ勢いで話題となっているのが 徳川慶喜役で出演している草なぎさんだという。
「雰囲気も、声質も普段の草なぎとは違う感じを醸し出していたのが 初回の冒頭部分での 登場シーン。また2話目のラストにも能を舞うシーンで登場しましたが、これまたこれまで見せたことがないような表情をしていて、思わず見入っていしったほど。業界内でも草なぎがいい味を出していると評判です」(芸能プロ関係者)
初回平均視聴率は 20.0%、第2話が 16.9%と幸先のいいスタートを切っているようですが、今後の視聴率の鍵も 草なぎさんが握っているとの声も聞かれるほどです。
「幕末から明治にかけて描いていくのに、重要になってくるのが、慶喜の存在です。そもそも大河ドラマで近代ものをやると、視聴率が下がると言われている。となると、幕末でかなり物語を引っ張っていく必要が出てくるでしょう。前半部分で、慶喜が中心的な存在で描かれていかなければ、視聴者は付いてこないでしょうから、草なぎの存在感に吉沢が食われてしまうかもしれません… 」(テレビ関係者)
今回の「大河ドラマ」で、とりわけ草なぎさんが惹かれたのは、慶喜がひとつの時代の終わりだけではなく、もうひとつの時代の始まりを生きたという点だという。今回も 草なぎさんは、すでに圧倒的な演技力で視聴者を魅了しているようですが、お笑い芸人の松村邦洋(53)さんも 自身のユーチューブチャンネルで 慶喜役を演じる草彅さんに、”ジャニーズ退所後、紆余曲折ありながらも俳優として花開く姿が、慶喜とオーバーラップする”と絶賛していました。慶喜役としての草なぎさんの演技力で 今回も視聴者をクギ付けにできるのでしょうか…。今後の展開に期待が集まりそうです。
草彅剛は腹の底に魔物がいる⁉ YouTube、ミッドナイトスワン、徳川慶喜…同一人物だとは…
今回のこの報道にも様々な見解のコメントが よせられているようですが…
《 ホントに素晴らしい作品でした!草彅剛は腹の底に魔物がいる?!!!と思うくらいに見る側を丸飲みする演技だった… 》
《何処までも控えめなつよぽん!今までの苦労が花を咲かせる。なんといっても普段の草彅剛から想像出来ない。そこが良きところだよね。大きな花をを咲かせてほしぃす 》
《おめでとうございます。良かったね。演技は 前から 上手いなぁ️と思っていました。ジャニーズを 退社して 苦労しただろうに️… 地道に やってて 本当に報われた と 嬉しいです️ 》
《YouTube、ミッドナイトスワン、徳川慶喜…同一人物だとは思えない幅 》
《能面を取った時と、将軍家慶に対面した時の表情、醸し出すエネルギーの違いに、さすがだなあ~と感じ入りました》
《草なぎ剛さんの慶喜は、まるで歴史の昔から出てきたようだ。置かれた複雑な環境や周囲から求められるもの、個としての自分が、折り重なる感情の中で表情を消してゆく。無表情となった中に、埋め火のような何かが感じられた。能面を取った後の表情に思わずゾクッとした 》