スマホが普及してきている昨今、今や歩きながらのスマホ操作なんてどこにいても見かけますよね。メールやアプリ、SNSなどに夢中になっていて前方すら見ずに歩いている人もいると思います。
東京都消防庁の調べによると、過去５年の間で歩きスマホ、自転車スマホなどスマホに関連して発生した事故によって衝突し救急搬送された人は、なんと１５２人にものぼるそうです。つまり年間平均で東京都消防庁管内だけで３０人もスマホが原因で事故に遭い搬送されているのです。この数値は、４年前との対比で数倍近くに上っていることから、スマートフォンの爆発的な普及が交通事故増加の原因であることは間違いないとみられています。point 270 | 1
以前の出来事ですが、ルール違反をすることもなく自転車に乗っていたある男性が、スマートフォンを眺めながら歩いていた女性に衝突するという事故が英国ロンドンにて発生しました。この事故により双方ともに意識を一時失ったというが、顔面に大きな怪我を負った女性が自転車を乗っていた男性に賠償金を求め、それが裁判所で認められたことから、男性は経済的に立ち直れぬほどの打撃を受けたという悲劇がありました。point 261 | 1
自転車に乗っていた男性は、スマートフォンを片手に歩く女性を前方に発見しました。男性はすぐに自転車のホーンを鳴らしますが、女性はスマホに夢中で気づくことはなく、男性は女性をよけきることができずに結局衝突してしまいました。双方ともに意識を失いますが、女性のほうは顔面を地面で強打し大きなけがをおってしまいました。point 223 | 1
自転車に乗っていた男性に激怒した女性は、その後に裁判を起こし賠償金の支払いを男性に要請。一見、双方ともに同じような過失なのではと思いますが、裁判所は意外な決断を下します。
裁判所は男性に「自転車の乗り方に問題があるわけではなかった」としながらも、怪我を負った女性の主張を認めたうえで、「女性が支払った弁護費用、そして賠償金を支払うように」と男性に命令したのです。これには男性も窮地に追い込まれます。
総額は10万ポンド（日本円にして約1,360万円超）になる可能性もあるそうで、この額については今後さらに法廷で審議される予定なんだとか。保険にも加入していなかった男性は思わぬ事態に大きな心のダメージを負ったといいます。
以上のことから、自転車に乗っている側も被害者から加害者になるケースも稀ではありません。最近多く見られる歩きスマホは、事故の被害に遭うので気を付けましょう。ながらスマホをなくせば、防げる事故はたくさんあるということを覚えておきましょう。
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