東京五輪開会式の平均世帯視聴率が、関東地区で56.
4%だったことが26日、視聴率調査会社ビデオリサーチ(Video Research)の調査で明らかになりました。五輪開会式としては、1964年東京五輪の61.2%に次ぐ歴代2位の高視聴率となりました。
co.
jpNHKで23日夜に、約4時間にわたって生中継された東京五輪開会式の視聴率が発表されました。ちなみに、瞬間最高視聴率は、歌手・MISIAさんが国歌斉唱を終えて、俳優・ダンサーの森山未來さんがダンスパフォーマンスを披露した場面と、各国の選手団が入場し始めた場面で記録したとのことです。
事前の世論調査では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催に反対する声が大きかったのですが、23日夜に開会式の生中継が始まると、多くの人がチャンネルを合わせずにはいられなかったようですね。これは、近年の五輪開会式を大きく上回る視聴率となり、かなり驚異的な数字をたたき出しています。
ちなみに、1964年に開催された東京五輪の開会式は、10月10日の13時43分からNHKで約2時間半にわたって生中継され、番組の世帯平均視聴率が61.
2%でした。東京五輪開会式の視聴率発表を受けてネット上では、「この数字には目が点になった。まさかここまでの視聴率が出るとは…」「そんなに観たんだ。俺は観てねえわ 中止にならなかった怒りであえて観なかった」「始まってしまえば、こうなることはわかっていたが、思った以上に見る人が多かったんだな」「感情的に中止を訴えても、観戦をボイコットできる様な意志の強い人はそうはいないってことだ」などと様々な意見が寄せられたようです。
東京五輪が開幕する直前まで、開会式を手掛けるメンバーを巡っても直前までゴタゴタ続きだったことから世間ではバッシングの声が上がっていましたが、いざオリンピックが始まるとみなさんテレビの前で釘付けになったようですね。また、開会式のパフォーマンスでは森山未來さんの他にも、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん、女優の真矢みきさん、お笑い芸人の劇団ひとりさん、なだぎ武さん等が登場するなど、大きな反響を呼びました。
結局のところ、大会が始まってしまえば過去の五輪と変わらず多くの人が番組を視聴し、五輪一色になって大きな盛り上がりを見せるということが証明された形になりましたね。オリンピックを巡っては批判も多く集まっていますが、日本選手団も頑張ってほしいと思いますし、いい結果を残してほしいと思います。