7日、自民党の小泉進次郎衆院議員との結婚を発表した、フリーアナウンサーの滝川クリステルさん。滝川さんは妊娠中ですでに安定期に入っており、年明けに出産予定であることが明かされました。しかし、この吉報に日本中が驚きと祝福ムードに包まれましたが、一部では妊娠についてバッシングする声も上がっているようです….
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7月6日からオンエアされているキリンのビール飲料「本麒麟」のCMに出演していた滝川さん。しかし、キリンは妊娠している滝川さんに配慮し、同CMの差し替えを決定しました。同CMには、妊娠・授乳期の飲酒を差し控えるようテロップで提示されており、現在、公式サイトからは滝川さんが出演しているCMが削除されています。放映中のテレビCMも速やかに放送を取りやめるようです。
この滝川のビールCMの差し替え報道に以下のような酷いバッシングが相次いでしまいました…..。
<無計画な妊娠だったってことですね。なんか無責任すぎてガッカリ>
<周りに迷惑かけずしっかりしてそうな人だっただけに、正直残念だったかなぁ>
<今ある仕事相手を大事にするより、総理夫人の座を手に入れることが選んだってのはちょっと無責任では?>
<クライアントからしたら、祝い事じゃなくてただの迷惑だろ。賠償金請求しろ>
CM出演は契約が長期にわたるため、出演者にはプライベートを含む自己管理が不可欠とされています。バッシングする層が“理想”とするのは、「契約中は妊娠の可能性がある行動を取らないこと」、もしくは「もともと出演しないこと」なのかもしれません。
そもそも妊娠・出産は個人が完全にコントロールできることではなく、それを書面上の契約で禁止するのは、難しいことではないでしょうか。
元東京五輪招致委のアンバサダーとして活躍した滝川さんは、2013年には東京五輪招致メンバーに抜擢され、その最終プレゼンでは流行語大賞にもなったかの有名な「お・も・て・な・し」を披露して五輪招致に貢献しました。
そのためなのか、一部では彼女の妊娠に対して「東京オリンピック招致したんだから、責任もっておもてなししてほしい」「オリンピックでいろんな人が働いている中、自分だけ育児休暇中とか言うなよ」などと理解しがたいバッシングまで沸いています。
妊娠、または産休が“リスク”と捉えられ、理不尽なバッシングの火ダネになっている今回のような状況は、残念でなりません….。