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バス運転手が車椅子利用者を拒否!!苦しい言い訳にも「板挟み状態」と運転手を同情する声が殺到


7月20日、午後7時ごろJR青森駅前のバス停で、男性運転手がバスに乗った車椅子の女性に対し、乗車拒否とも取れる発言をしたとして厳重注意を受けたことがわかりました。運転手の行為について「差別行為だ」という批判の声が上がるなか、一方でその処分について「運転手の立場を考えると拒否する事情がある」などと賛否別れる議論がネット上で繰り広げられています。

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clover48.point 59 | com

青森市営バスの男性運転手が、車椅子の女性に乗車拒否と取れる発言をしたとして、市に「対応が不適切」との指摘が入りました。そこで、調査が行われたそうなのですが、調査結果は運転手の不適切な対応があったことを認め、女性に謝罪するように運転手を指導したと青森市は明かしています。また、注意を受けた運転手は「誤解を与えるような言い方をしてしまい、反省している」と述べているということですが、実は今回のような車椅子の利用者を路線バスの運転手が乗車拒否するケースは度々発生していて、その度に車椅子利用者に謝罪するまでに事態が悪化しているということです。point 330 | 1

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他にも、滋賀県大津市の帝産湖南交通の運転手が、バスに乗り込もうとした車椅子の男性に対し、「スロープの出し方がわからない」と告げ、乗車を断った事案が今月ありました。その後の聞き取り調査を行った結果、運転手は「スロープの出し方がわからない」という主張は嘘と告白しています。

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仙台市交通局

しかし、その理由としては「30人~40人がすでに乗車し座れない乗客がいる中で、頭が真っ白になった」と話していて、とっさの判断が余計にトラブルを生んでしまったとしています。以前からこのような問題が多かったことから、2016年には障害者差別解消法が施行され、障害を理由にした乗車拒否は「不当な差別」となることが定められました。point 217 | 1

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コノコト

しかし、実際の現場と法律の間には大きなギャップがあることがわかっています。路線バスを運転する現場では「車椅子の乗車を乗せるための作業はかなりの重労働」「用意をする行為に手間取り時間がかかってしまい、定時運行ができずに文句を言われた」「ワンマンの運転手がやる作業とは思えない」と、体制が整っていない状態での障害者へのフォローに板挟み状態であることが伺えます。point 232 | 1

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このニュースを受けて、ネット上では様々な意見が上がっていて、男性運転手の言動に「運転手氏のちょっとした声掛けの有無で 気分はかなり違う。コミュニケ-ションが足りないのでは。」などと指摘する声が寄せられているなか、「車椅子の乗客側にも配慮が必要なのではないか」「1人の車椅子の乗客よりも、多くの健常者を時間通りに進める方を優先するのは当然なのではないか」という意見も上がってます。point 249 | 1

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Car Watch

障害者のための法律が前倒しとなっていて、現場が追いついていない状況に問題点も多く見られますが、そんな中だからこそお互いが配慮の気持ちを持つことが一番の近道なのかもしれません。今回のケースでは、健常者が障害者のバス乗客に配慮するこは大前提として、車椅子ユーザーもバスの混雑状況を確認し、場合によっては次のバスを待つような余裕を持つことも必要ではないでしょうか。point 237 | 1

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