西武、巨人、オリックスでプレーし、プロ野球通算525本塁打を放った清原和博さん(53)の長男・正吾さんが、今年春に進学予定の慶應義塾大学で、野球部へ入部する意向を示していると各メディアが報じており、ネット上でも話題になっています。
清原正吾さんは、弟・勝児さん(15)と同じく、小学生時代には強豪少年野球チーム『オール麻布』(東京都港区)でプレーしており、父親譲りの恵まれた体格で右打席からパワフルな打球を連発していました。
ただ、中学へ進学後は野球から離れて、バレーボール、高校ではアメリカンフットボール部に所属し、アメフト部時代には神奈川選抜に選出されていました。
清原正吾さんは身長が190センチ近く、父親譲りの恵まれた体格の持ち主といい、アメフト選手として将来を嘱望されていたそうなのですが、それでも野球への情熱は衰えていなかったそう。
他球技でプレーする傍ら、高校時代から清原和博さんにLINEで色々とアドバイスを求めながら自主練習を積み、今春進学する慶應義塾大学の野球部に入部することを決意し、すでに大学側は入部希望の意向を示しているとのことです。
すでに昨年末には慶応大学野球部の練習にも参加したとの情報がありますが、慶応大学野球部の堀井哲也監督は「我々はスポーツ推薦で有力選手を獲得できるわけではない。他競技でトップクラスの実力を持つアスリートが野球に挑戦することは歓迎します」などとコメント。
また、「3年生ぐらいで神宮デビューできたら面白い」などと大きな期待を寄せているそうです。
とはいえ、入部後は険しい道が待ち受けているのは事実で、3季ぶりのリーグ制覇を目指す慶大は主将の福井章吾捕手(3年、大阪桐蔭)や今秋ドラフト候補・正木智也外野手(3年、慶応)ら甲子園経験者らがズラリ。
長いブランクと闘うハンデは大きく、4年間、リーグ戦に出場できない可能性もあり、6年間野球から離れていた清原正吾さんには大きなハンデがあるのは間違いないでしょう。
しかし、正吾さんは野球部入りを強く望んでいるそうで、堀井哲也監督は「強い決意を感じた」と語っているほか、清原和博さんも「彼の男としての覚悟と決断を尊重したい」と背中を押しているとのことです。
正吾さんは父の清原和博さんからも野球のコツを習っていたり、アドバイスをもらっているほか、野球を通じて親子のコミュニケーションを取れるようになったとのことで、素晴らしい親子関係も築いているようですね。
ただ、大学から野球を再開しても試合に出場できない可能性も十分あるようですが、これからひたむきに練習を積み重ねて、大きな舞台で活躍する日が来ることを期待しています!