X
    Categories: ISSUE

【不運】Googleマップのせいで酷い目にあった事例をまとめてみた


グーグルマップの案内ミスで家解体?

アメリカで家を解体するには業者と打ち合わせし、契約書を作成し、膨大な枚数の書類を役所に届け出なければならないのだが、まさかアメリカでこんな酷い事件が起きるとは誰もが予想もしなかった。


写真:kaigai-matome.net

テキサス州に在住の女性に依頼された解体業者はあろうことか、別の家を解体してしうという事件が発生。その家のオーナーであるリンゼイ・ディアスの人生は家とともにめちゃくちゃになってしまった。これについて業者はクストードライブ7601の家を解体するよう契約を結んだと主張した。ところが、ディアスの自宅はカリプソドライブ7601にあった。実はグーグルマップはこれを同一の場所と判断していたのだ。グーグルマップを見て目的地を確認した業者はこの場所で間違いないと解体してしまったという。グーグルの広報は、両住所がマップ上で同じ場所に表示されていたことを認め、直ちに修正が行われた。これでピザ屋の配達が誤って瓦礫となった家に届けられるようなことはなくなるだろう。point 393 | 1

ADVERTISEMENT

砂漠にHELPの文字、死にかけた女性


写真:karapaia.com

グランドキャニオンを目指してドライブした女性がいた。グーグルマップに頼ったアンバー・バネックがたどり着いたのは有名なあの風景ではなく、何もない場所だった。2017年、バネック(24歳)はグランドキャニオンを見るために一人旅に出た。その道中、アリゾナの砂漠のど真ん中で、車のガソリンが100キロ分しかないことに気がついた。そこでグーグルマップを確認すると50キロ先にガソリンスタンドが見つかった。毛ほども疑うことなく、マップの表示に従った彼女は、存在しない道路を運転し、そのまま存在しない場所へとたどり着いた。そしてガソリンは尽きた。幸いにもバネックはガールスカウトの経験があり、きちんと準備していた。18日分の水と食料を食いつなぎながら、岩に大きく「助けて」のサインを作り、発煙筒や懐中電灯で上空を通過する飛行機に助けを求めた。恐ろしい経験だったろうが、砂漠でラーメンを食べたり、プレーリードッグと友達になったりと、案外楽しいこともあったかもしれない。point 509 | 1

ADVERTISEMENT

それから5日後、減る一方の備蓄を眺めていた彼女は、意を決しておよそ20キロの砂漠横断を決行する。そしてついにスマホにわずかな電波が届く場所へとたどり着き、40秒間の通話で救助を要請することに成功した。連絡を受けた救助隊は車を発見し、そこに帰還した彼女を無事救出した。

ADVERTISEMENT

何故か町全体が消えた


写真:karapaia.com

米国フロリダ州サンライズは9万人の人々が暮らし、NHLのフロリダパンサーズの本拠地であり、郡最大級のショッピングモールがある町だ。にもかかわらず、まる1ヶ月の間、グーグルマップから完全に消失してしまったことがある。2010年の30日間、サンライズをグーグルマップで検索しようとした人には、そこから320キロ離れたサラソタが表示され、運送業界は大混乱に陥った。だが消失した町はサンライズだけではない。過去には、カリフォルニア州ラホヤおよびインペリアルビーチ、ミネソタ州ロジャーズ、オハイオ州ウィックリフ、バージニア州ウッドストック(ちなみにあのウッドストックではない)もまた、アメリカにはないものとして扱われたことがある。しかしサンライズは少々特別だ。グーグルマップがあえて存在を消し去ろうと目論んだかのように思えるからだ。マイク・ライアン町長によると、この現象は1度ばかりか3度も発生しており、その都度甚大な被害が生じているらしい。地元企業には崖から飛び降りとでも言わんばかりの指示が表示され、住民は警察、警察署、病院といった救急サービスの場所が分からなくなった。これらすべてが消されてしまったからだ。point 576 | 1

ADVERTISEMENT

ストリートビューに女性が胸を晒された


写真:karapaia.com

カナダ、モントリオール在住のある女性はグーグルマップで自宅を検索して仰天した。自分の胸部がぱっきりと映っていたのだ。自宅の前をグーグルカーが通過した時、彼女は玄関に座って携帯電話をいじっていた。それに気がついた彼女は、ストリートビューの写り具合を確かめてみることにした。そして卒倒する羽目になる。その時着ていたタンクトップの胸元が絶妙な角度で緩んでおり、中身がカメラに映ってしまっていたのだ。それだけでなく、自宅の住所表示や車のナンバープレートまで世界最大の地図サービスに公開されてしまっていた。苦情を受け付けたグーグルはすぐさま顔にぼかしを入れたが、ただ彼女の目の高さの部分が見えづらくなっただけのことだった。女性はグーグルをプライバシーの侵害で訴え、裁判所もその訴えを認め、顔をぼかしただけでは身元を隠すには不十分と判示した。結局、グーグルには和解金約22万5000円と利子、ならびに裁判費用1万6000円程度の支払いが命じられている。point 503 | 1

ADVERTISEMENT

グーグルマップを悪用され倒産


写真:karapaia.com

中小企業のオーナーは、顧客に店の宣伝をするためにグーグルマップを利用している。しかし2010年、アメリカ、バッファローに出店していたいくつかの宝石店は、突然客足が途絶えたことに悩んでいた。オーナーがグーグルマップで店の情報を検索すると、あろうことか「閉店」と表示されていたのだ。これが客足が途絶えた原因だった。
犯人は商売敵の宝石店だと思われた。その同業者は商売敵に悪い評価を与えつつ、自分には高評価を残すという情報の改ざんを行っていた。こうした事例は他にもある。セルビアンクラウンというレストランは米国でも珍しいライオンの肉を提供する店だったが、一晩にして売り上げが75パーセントも低下した。それから数ヶ月して、ある顧客がなぜ土、日、月が定休日なのか問い合わせてきた。なんとオーナーの知らないところで、グーグルマップの店舗情報が改ざんされ、定休日が週3日に書き換えられていたのである。なおこのレストランは結局売り上げ減少の危機を脱することができず、閉店に追い込まれた。point 513 | 1

ADVERTISEMENT