自分が笑うと双子のもう一人は泣き、自分が悲しむと彼は微笑んだのでした。そして男性は双子のもう一人のため極端な選択をするのです。自分の頭の後ろに寄生しながら絶えず呪いを浴びせる兄弟に苦しめられながら死ぬ瞬間まで「どうか後頭部の顔を無くしてください」と言ったある男性の真実を今回は紹介します。
今月6日(現地時間)、ベトナムメディア「eva」には、一つの頭に二つの顔を持つ男性のエピソードが伝えられました。19世紀のイギリス、エドワード·モードレイクという男性は後頭部にもう一つの顔を持っていました。 その顔は、別の自我まで持った芸者の双子でした。 エドワードの頭の後ろの顔は普通の顔より半分くらい小さかったですが、目、鼻、口を持っていました。 身体の一部がついて生まれる普通のシャム双生児がそれぞれ独立した人格を持っているのと違って、寄生双生児は正常に発達していない自我がもう一人の身体に吸収され、一つの人格だけを持っています。
しかし、エドワードの場合には2つの自我を持っており、顔の後ろの双子が普段は口数が少なく、夜になると呪いの言葉をささやくのでした。彼は毎日苦痛に苦しみ、医者に会い、顔を離してほしいと頼み続けました。これに耐えかねたエドワードは結局、23歳で自ら命を絶ってしまったのです。
遺書には「墓では呪いのささやきを断ちたい」とし「頭の後ろの顔を消してください」という内容が書かれていました。その後、ある民俗学者がエドワードについて興味を持ち、詳しい調査に入りました。しかし、新聞記事を除いてはエドワードに関する内容がなく、また記事の出所で書かれた報告書も捜すことができなかったのです。
民俗学者は「エドワードは詩人チャールズ·ローティン·ヒルドレイが作った想像上の人物です」とし「エドワードの話がすべて嘘だ」と明らかにしました。エドワード·モードレイクの物語は都市伝説になったものの、2008年、インドのある村でそのような双子が生まれるなど、寄生双子は依然として解けない不思議な存在となっています。
こういった形で生まれてくる双子は少なからずいますが、エドワード兄弟の真相は闇のままです…。