インドでは現在21日間に渡り、9割の土地で移動制限や外出禁止令が発せられています。インドの各都市では混乱を極めているといいますが、それを尻目に、ウッタルプラデーシュ州在住の2組の夫婦のもとに一人ずつ女の子と男の子が誕生しました。
なんと、女の子の名前を「コロナ」、男の子の名前を「ロックダウン」とつけたのです。
名前をつけた父親のひとり、農家のパワン氏は、地元NDTVのインタビューにてこのように語ります。
「日曜日の夕方、妻を近隣の病院に運び、可愛い男の子を出産しました。彼は新型肺炎の影響によるロックダウン後にうまれたことにちなみ、「ロックダウン」という名前にしました。
モディ首相は新型肺炎解決へのステップとして、正しい判断を下したと私は思います。
息子の存在は、コロナウイルスの脅威から救われたことを人々に思い出させることになるでしょう。」
女児が生まれたもう一組の夫婦は、「コロナ」という名前を叔父よりつけてもらったといいます。コロナちゃんの父親は、「新型肺炎との戦いにおける団結の象徴として、この名前をつけました」と語っています。
また、ロックダウン中に誕生した双子は、「コロナちゃん」「コーヴィッドくん」と名付けられたそうです。
コロナちゃんとコーヴィッドくんの母・Preetiさんは「アウトブレイクがキッカケでみんな衛生に関心を持つようになった」とコメントしました。さらに、名前について「コロナやコーヴィッドという言葉への不安が解消されることを願っています。また、この出来事を記憶に残すという意味もあります。」と話しています。
4月3日時点で、インド国内の感染者数は2543人と発表されています。これ以上の感染拡大をおさえ、生まれた赤ちゃんの名前が汚名とならないことを祈るばかりですね・・・。
このニュースに日本のネット上では、このようなコメントが上がっています。
・親の願いや意味はわかったけど、子供がイジメにあったりしないか心配です。
・親のあなたはよくても、子はそれを一生背負っていくのだから良くない。たとえ親子でも、他人は他人。あなたのおもちゃではない。せめてこの子たちが、前向きに捉えられることを切に祈っております。
・「コロナやコーヴィッドという言葉への不安が解消されることを願っています。また、この出来事を記憶に残すという意味もあります」と話しているという。そういうことは子供に背負わせなくても良い。世界大戦中に「battle」とか「war」とか「いくさ」と名付けるようなものだ。
・名前を呼ぶために悪夢が蘇る。コレで大切な人を無くしてる人は尚更。理解に苦しむな。