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臓器が体の外に飛び出して生まれて来た赤ちゃんの「奇跡」


第一子を授かり喜びもつかの間、赤ちゃんの臓器が体外で育っている姿を目撃した夫婦のお話です。医師は生存の確率が低いとして堕胎を勧めましたが、両親は少しの希望を持ち、子どもを最後まであきらめなかったのでした。

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今月9日(現地時間)、英国日刊紙「メトロ」には臓器の一部が体の外に飛び出した状態で生まれた2歳の少女の話を伝えました。英国のケンブリッジに住む、ケリー(30)、ション(34)夫婦とその間に生まれた2歳の娘、ローレルがその主人公です。2017年10月、夫婦は第一子妊娠の知らせを聞き、とても喜びました。2人は10ヵ月間、元気に育てて、無事に生まれることを祈りました。幸せな日々を送りながら過ごして3ヵ月ほど経った頃、夫婦は12週目の超音波検査で、医師から衝撃的な言葉を聞くことになったのでした。赤ちゃんの臓器の一部が、お腹から飛び出しているということだったのです。赤ちゃんはお腹の中にあるはずの臓器が、お腹の外側に突出する「ゼハニア(へそ脱腸胃壁裂球)」という先天的な珍しい疾患を患っていたのでした。point 410 | 1

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1万人に1人の割合で発生するゼハニアは、腹壁の先天的な欠陥によって肝臓や小腸、大腸など腹腔内の各器官が羊膜と腹膜に包まれ、へその部分で脱腸する疾患です。 通常、妊娠初期の胎児の臓器は臍帯内部で発達した後、数週間後に腹部内部に移動します。 しかし、ローレルの場合、発達過程で腹部の外部に残ったままになってしまったのです。追加的な検査後、医療陣は、「赤ちゃんに脊椎奇形も見られる」とし、「健康に生まれないのはもとより、生き残る可能性は低い」と伝えました。そして、慎重に中絶を勧めたのでした。point 302 | 1

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「大丈夫、もう一度妊娠すればいい」と言って、「子どもを諦めろ」という周囲の言葉。しかし、夫婦は愛の結実であり、すでにお腹の中にある赤ちゃんをあきらめることはできませんでした。その後、彼らは赤ちゃんの状態をモニタリングするため、2週間ごとに検査を受けるなど、簡単ではない妊娠過程を経なければなりませんでした。幸いにもローレルは臓器の一部が羊膜に溜まったことを除いて、奇跡的に元気に生まれてきてくれました。point 201 | 1

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その後、ローレルはどうなったのでしょうか?

ローレルは大きくなるにつれて臓器周辺に肌が形成され、ローレルは他の子供たちと同じように、歩き始め、ランニングをしながら平凡に生きています。該当疾患のある赤ちゃんは、大半が出生時の臓器を身体に挿入するが、ローレルさんの場合、飛び出した臓器の大きさが大きく、3歳まで待たなければならないといいます。

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ローレルの両親は「ローレルのお腹にある臓器ポケットは彼女の一部にすぎない」とし「彼女が生まれるまで生き残れないように思ったが、私たち夫婦は希望を諦めなかった」と当時を語りました。そして続いて「ローレルは元気に生まれ、私たちを驚かせ、一日一日インスピレーションを与えている」と娘への愛情を示したのでした。point 273 | 1

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夫婦の愛と努力と、ローレルの生命力に本当に感動しました。