忘れかけている歌手…90年代デビューの4組
日本でCDが最も売れていたのは90年代だという。
そんなCDの最盛期に、大ヒットを次々と生み出し音楽業界の盟主に君臨していたのがエイベックスだろう。
TRF、安室奈美恵、globe、Every Little Thingなど、今でも多くの人に愛され人気を集めている歌手が多い。
しかし、すべての歌手が時代を超え愛されているわけではない。
残念ながら一時のブームで終わってしまった歌手も中にはいるのだ。
そこで今回は今では忘れられてしまった懐かしの歌手を4組ご紹介しよう。
天方直実(あまがた なおみ)
1996年5月にデビューした。
デビューのきっかけは、1995年にテレビ東京系『ASAYAN』の企画「コムロギャルソン」への出演だった。
「コムロギャルソン」のグランプリは逃したが、久保こーじのプロデュースでデビューした。
8thシングルは小室プロデュースとなり、amagataという名義で心機一転を図ったが、ヒットには及ばなかった。
Favorite Blue
1996年6月にデビューした。
木村貴志とヴォーカル松崎麻矢の男女ユニットだった。
木村貴志はプロデューサーとして活躍し、松崎麻矢はモデルで活動していた。
97年2月発売の1stアルバム、98年2月発売の2ndアルバムがともにオリコン1位を獲得しているが、シングルはオリコン30位前後ばかりだった。
Every Little Thingと同期であったため比較されることも多かった。
D&D
1996年8月にデビューした。
沖縄アクターズスクール出身の3人組ガールズユニットだ。
ルックス、歌唱力もダンスともに抜群だったが、日本語がほとんど話せないというのが足を引っ張った。
『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』などのトークバラエティ的な音楽番組が盛んだった時代には、適応できなかったのだ。
メインヴォーカルのOLIVIAがソロ活動を始め、残り2人がAya&Chika from D&Dが活動したが、売れることはなかった。
大賀埜々(おおが あや)
1996年9月にデビューした。
小室哲哉によるプロデュースでデビューしている。
もともとはアイドル志望であった。
デビュー曲である『Close to the night』は作曲に木根尚登を迎えており、大いに期待されたデビューだった。
しかし売り上げはイマイチ伸びず、そのまま露出も少ないまま、ラストシングルはオリコン100位圏外で終わりを迎えた。