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    Categories: ENTERTAINMENT

劇団四季のオーディションがすごい!倍率40倍のオーディションとは


年間3000本以上も劇団四季の華やかな舞台は、日本の色んな場所で行われています。そんな晴れの舞台に立つには。オーディションに合格しなければなりません。世間にあまり知られてない、オーディションの詳細をご紹介します。

 

劇団四季に入るためには?

 


写真:shiki.jp

日本でミュージカルと言えば、「劇団四季」が即座に連想されます。日本全国に劇団四季の専門シアターを運営し、年間3000本のミュージカルからストレートプレイまで、オリジナルのストーリーの演劇も含めた公演を行っている劇団です。現在、団員やスタッフを合わせて、総勢で700人以上の人が在籍している大所帯のメガ劇団です。日本唯一と言っていいくらいの大規模な劇団ですから、入団したい人は後を絶ちません。劇団四季に入団するためには、年に1回だけ行われるオーディションに合格する必要があります。point 324 | 1

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劇団四季のオーデションの応募資格と制度

 


写真:canalcitygekijo.com

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劇団四季に入団するためのオーディションは、大きく2つに分けられます。一般コースと研究生コースです。基本的に18歳以上なら誰でもオーディションを受けることができますが、一般コースは、すぐにミュージカルや演劇の役が演じることができる能力を必要とされていますので、全くの素人や単に音楽学校を卒業や、ダンスに自信がある。といった程度では合格は難しいでしょう。一般コースでは、何らかのミュージカルや演劇の経験をすでに持っているキャリアが重要視されます。研究生コースは、1年間の研修生になるための登竜門です。1年間劇団四季で研修を受けたのち、一年後の卒業試験で合格した者だけが、正式に劇団四季のメンバーとして登録される。というシステムです。point 314 | 1

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劇団四季のオーディションの内容

 


写真:t.pia.jp

オーディションは一般コースの「シーズンメンバー」か「研修生コース」のどちらかの選択のほかに、どんな部門でオーディションを受けるのかも決定しなくてはなりません。「ボーカルクラッシック」「ボーカルポピュラー」「演技」「ジャズダンス」「クラッシックバレエ」の5種類です。2日間にかけて、オーディションは行われます。受験料は無料で、試験はどの部門で受験しても、セリフ・ダンス・歌のすべての試験が行われます。まずは書類選考があり、選抜された受験者にのみ、実技試験の課題曲・課題セリフが送付されてきます。課題曲やセルフはすべて、劇団四季の過去の演目から選出されます。このオーディションで合格すると、シーズンメンバーはすぐに団員として、研修生コースは生徒として登録。となるわけです。point 422 | 1

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オーディションで合格したら?

 


写真:ure.pia.co.jp

劇団四季のシーズンメンバーに合格して、団員となったら、厳しいレッスンが待っています。特に研究生は、学業やアルバイトなどの両立は禁止。月曜日から土曜日まで、朝10時から夕方まで、びっちりとトレーニングとレッスンのカリキュラムが組まれているのです。この研修生の期間はお給料が出ませんので、貯蓄を切り崩すか、ご家族や知り合いの援助も必要になるでしょう。1週間のレッスンのカルキュラムの朝10時から11半までの午前中は、バレエとヨガジャズダンスが8:1:1のような比率で一週間振り分けられています。11時45分~12時半までは毎日呼吸法。午後は希望者として、ジャズダンス・シアターダンスなどのカリキュラムが組まれ、一日の最後はセリフのレッスンや、音符の読み方や楽譜の読み方についてのレッスンがあります。とにかく毎日、内容の濃いレッスンを1年間、みっちりと受け、卒業試験で合格しないと劇団の団員にはなれないのですから、長い道のりです。point 504 | 1

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劇団四季のオーディションの倍率は?

 


写真:at-s.com

劇団四季のオーディションには、毎年800人から900くらいの受験者がいます。書類選考の時点で約1/4の200人くらいに絞られます。半分が予選で落とされるので、100人程度が合格者として実際の本試験に進むことができるようです。倍率は20倍から40倍。狭き門ですね。

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まとめ

 


写真:natalie.mu

劇団四季の「キャッツ」と言えば、日本人なら知らない人はいないでしょう。一度でも観に行かれた方は、その洗練されたパフォーマンスにきっと心動かされたことでしょう。この素晴らしい舞台の陰には、たくさんの夢を抱えたひよっこのダンサーやシンガーが、自分もいつかはあの晴れ舞台にとおもって、日々レッスンとトレーニングに励んでいるんですね。華やかな世界の裏側には、並々ならぬ努力があることを痛感します。

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