X
    Categories: ISSUELIFE

な、懐かしい!そういえば居た「auシカ」の今とは


携帯会社のcmには様々なキャラクターが代々登場しています。最近ではソフトバンクの犬やauの三太郎など非常にインパクトの強いキャラクターがありますが、あまり日の目を見なかったキャラクターとして過去にauシカと言うのがありました。

 


写真:excite.co.jp

これは沖縄地域の限定キャラクターで、auの沖縄の担当会社でのみ使用されたキャラクターであるため全国的にはそれほど名前を知られていないのですが、非常に愛くるしいイラストとauしか選べない50の理由と言う広告宣伝のために利用したと言うごろ合わせが非常に受け、沖縄地域を中心に高い人気を博したキャラクターでもあります。

ADVERTISEMENT

 


写真:Twitter

しかし、このキャラクターの設定が非常に話題となり結果として活動を自粛する羽目となりました。その大きな理由は設定上auシカの好物がキノコであった事です。この設定の真意は定かではありませんが当時のNTTドコモで使用していたキャッチフレーズがドコモダケと言うキノコで、これに対してそのキノコを食べてしまうと言うイメージが広がり他者を揶揄しているととられた面があったため一時期その姿を消しました。

ADVERTISEMENT

 


写真:jyouhouya3.net

一般的日本のcmにおいては他社を揶揄するような表現はあまり行われない傾向にあります。これは場合によっては名誉棄損と言う大きなトラブルになる危険性があるため、その危険を避けるために他社を揶揄したり、他社と比較するような広告宣伝はあまり行われないのですが、当時は様々な背景もあり、このような広告が比較的多くなった時期でもありました。海外では自社の製品の機能や性能の高さを示すためにあえてライバル会社との比較を報告の中で行ったり、ライバル外車を揶揄するような表現が一般的に行われています。しかし海外ではその内容がユーモアにあふれている場合には顧客に受け入れられる傾向があり、またその件について講義をするなどといった行動は会社の品位を落とすと考えられている風潮があるため、その背景にユーモアがある限りは認められる傾向にあります。point 433 | 1

ADVERTISEMENT

 


写真:diary.ryuchan.jp

しかし日本ではなかなかその風潮がないため、auシカは登場直後に批判を受けすぐに露出を控えるようになってしまった経緯があります。しかしその愛くるしいキャラクターとauシカと言うユーモアセンスが受け多くの販売店などから利用したいと言う声が殺到したことから、テレビcmなどには登場しないものの店舗のPOPや看板などには利用されるようになりました。新新キャンペーンなどでは着ぐるみも登場しています。

ADVERTISEMENT

 


写真:Twitter

携帯会社のキャラクターはこれまで様々なものがありましたが、最近まではなかなか長続きするものがありませんでした。その理由はどことなくサービスの名称に合わせたようなキャラクターであったり、cm自身がサービスの説明に非常により過ぎてしまっていた面が少なくなかったためです。しかしソフトバンクのお父さん犬の登場により、cmを 1つの連続ドラマとして見ることが出来るような設定を始めたため、cmの続きが見たいと思う人が増え、それとともにキャラクター自身の存在が浸透し、携帯会社自身の広告宣伝効果も高まると言う結果になりました。現在では各社ともこのような方針でcm作成を行う傾向が強くなっていますが、これ以前にしっかりと存在感を打ち出していたのがauシカと言うことができます。point 397 | 1

ADVERTISEMENT

 


写真:tenpoundstaff.ti-da.net

また最近では名称がauシカからauシカ!と変わり、よりインパクトのある表記となっています。現在はNTTドコモはドコモダケを使用しておらず、トラブルの要因となるような要素がなくなったこともありますが、キャラクター本来の親しみやすいイメージとauシカと言う語呂合わせの良さ、沖縄地域限定の地元のゆるキャラのような存在が非常に受け現代でも活躍するキャラクターとなっています。

ADVERTISEMENT