櫻井淳子は『ショムニ』で、魔性のOL・宮下佳奈を演じた時のドラマの舞台裏を語る場面がありました。同作は、“女子社員の墓場”といわれる「総務部庶務二課」に所属する6人の活躍を描いた大ヒット作です。
櫻井は「じつは私、かなりボーイッシュな性格なので、役作りは大変でした。鏡を前に、含みのある笑顔や、顔に手をやる妖艶な所作などを考えていったんです」 また江角マキコ、宝生舞ら、共演メンバーとは「家族のようだった」といいます。
「毎日、朝から夜まで一緒でした。つねに衣装の制服を着ているのがキツくて、撮影の合間は、みなさん下だけジャージを穿いていました（笑）。当時、私の自宅がスタジオの近くだったので、前室にちゃぶ台、お菓子、マッサージ機まで持ち込んで、自分の部屋みたいにしていました」と楽しく撮影していたといいます。
『ショムニ』出演後、似た役どころのオファーが増えたことに 「うれしかったですが、本当の自分とはかなりギャップがありましたね。そこで、30歳で演じた『特命係長 只野仁』シリーズの秘書・坪内紀子役では、自分で“魔性の女”にコミカルさを加えたんです。ドラマの影響で、原作の柳沢きみお先生の描く紀子が、コミカルなキャラに変わった、なんて話もお聞きし、とても光栄でした」といいます。
ネットでは「ショムニすごく好きでした。 面白かったなぁ。かなさんは本当に綺麗で小学生の女子でしたが憧れでした。まさかボーイッシュな性格だったとは思いませんでした。役作り凄い！」「櫻井さん魔性感があり過ぎた」「原作とは少し違った感じではあるけど、男を骨抜きにする感じは役そのもので、今でも妖艶な笑顔が印象に残ってる。」という声が上がりました。
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