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プロの作品はココが違う!手芸作品の魅力


世界で一つだけ、誰も持っていないお気に入りを探そうと思ったら作家さんが販売している1点ものの手芸作品はとても魅力的です。しかし、ハンドメイドの販売サイトやオークション、SNSのコミュニティを利用した販売用掲示板など気軽に誰でも手芸作品を販売することができるようになりました。プチ起業や副業で紹介されることも少なくありません。そのため、見えない部分の仕上がりが雑な商品や見た目だけですぐに壊れてしまう材料選びが甘い商品も出回ってしまっています。そこで、プロと素人のテクニックの違いをいくつかご紹介します。

 


写真:pinterest.jp

布を使った作品はとても多いです。ほつれていないか、糸の始末が目立たずきれいか、縫い目が飛んでいないかは最低限チェックする部分です。中でもポーチやカバンなどの袋物作品でチェックしてほしいのがフタを開けて底に手を入れて、内袋がたるんでいないかどうかです。しっかりしたポーチ、カバン、がま口などの小さな入れ物まで、内側が縫いっぱなしというものはあまりありません。たいてい内側に別の布で作った袋が入っています。外側と内側の布の色や柄の組み合わせで遊び心を演出しますが、布の色柄で惑わされてはいけません。本当に上手な作家さんは外側の袋と内側の袋の寸法がきっちり計算されていて、高い縫製技術で底の角がピシッと合うのです。point 375 | 1

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写真:atelier.woman.excite.co.jp

パッチワークやハワイアンキルトのような布を縫い合わせる作品では、3枚や4枚の布地の角が1点に集中する部分を見てください。できれば辺と辺を平たんに縫い合わせている部分と数枚の生地の角が交わる部分の厚みを確認してみてください。布を折り重ねながら手縫いで縫い合わせてあります。布が重なりすぎず、一枚一枚丁寧に折り目をつけて隙間なく縫い合わされているのが高度なテクニックです。モチーフの周りをマス目のように等間隔ですべてステッチしていて、一見市販のキルト素材でできているように見える気の遠くなるような作業を縫い目の乱れがなく仕上げているのがわかるはずです。point 359 | 1

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写真:clover.co.jp

人気のファー素材は縫い目を見ます。丁寧な手仕事の人はファーの毛足をつぶさないように細心の注意をしながら作業をします。裁断ははさみを使わず、裏側からカッターやカミソリで切ります。縫い目は毛足を巻き込まないように注意し、出来上がった後縫い目に巻き込まれてしまった毛足を直すようにブラッシングして、毛並みを整えます。丁寧に扱われたファーは光沢を伴いとてもきれいです。

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写真:satoka07.exblog.jp

ピアスやネックレスなどのアクセサリー類は金具のつなぎ目を確認しましょう。ビーズのように穴の開いているパーツに針金のようなピンを通してつなぎます。ピンの先端は丸く曲げられていて、数字の「9」のように見えるので「9ピン」といいます。この9ピンの丸くなっている部分をペンチで少し広げ、他の9ピンの丸い部分に通してつなぎ、また丸い部分を隙間がないようにペンチで締めるのですが、丸がつぶれていたり隙間が開いていたりする作品はその金具の部分からすぐに壊れる可能性があります。プロの作品は金具同士のつなぎ目も美しいのです。point 331 | 1

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写真:mou-kari.com

また、実物を触ることがあれば金具のつなぎ目の「9」の丸い部分を両手の指でつまんで左右に引っ張ってみてください。簡単に「9」の切れ目が開いてしまうものは選んだパーツが細すぎるのです。ピンにも太さがあり、細ければ細いほど繊細な作品になりますが実際に使うとなると耐久性に問題が出てきます。0.point 214 |

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5~0.point 4 | 7mmくらいでは実用に耐えません。0.point 23 | 8以上の太さであれば指でつまんで左右に引っ張った時、開いたとしても指に少しですが跡が残るくらい力が要ります。材料の選び方も実際に使うことを考えて選べていることがプロの目です。point 110 | 1

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写真:ameblo.jp

細部にまで気を配っているのが感じられる手芸作品を手に取って見てください。ちょっとしたことですが普通では真似できないプロの繊細な技術が光っています。

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