中国のある資産家が、銀行のサービス問題を指摘し、預金を全て引き出す事件が発生しました。
18日(現地時間)、中国の経済メディアによると、「サンウェア」という芸名で活動し、180万人のフォロワーを持つサイバーセキュリティ専門家が、銀行サービスへの不満をあらわにし、自分の取引銀行だった上海銀行から預金を全て引き出すことに決めました。
彼は自身のweiboのアカウントに、銀行での不親切な経験を書き込み、これに対する反応を見て預金を全て引き出すことにしたと明らかにしました。
彼は「国慶節の連休直前、上海銀行興明支店で最悪のサービスを経験した」とし、「巨富ではないが、この銀行に数千万元(数十億円)を預金していた」と話しました。
続いて、「一度に全ての金額は引き出すことはできないので、今日はひとまず500万元(約9千万円)を引き出した」とし、現金を入れるキャリアパック3つの写真を共有しました。
「上海銀行興明支店の職員が、ある高齢者に対して”こんなに大きな文字も見えないのか”と面と向かって言っている様子を見て、この考えは固まった」というのが彼の説明です。
このようなニュースが伝わると、中国のネットユーザーらは、上海銀行のサービスを相次いで指摘し始めました。
これに対し、上海銀行興明支店側は「職員全員がサービス規定を遵守している」とし「規定に従い顧客にマスク着用を要請したところ、こうした事態が発生した」と主張しました。
上海銀行本社側はこれと関連し調査に着手し、質の高いサービスを提供していくと述べました。
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