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    Categories: HEALTH

食品に含まれるプリン体に注意!摂取しすぎると命の危険も?


「プリン体」という言葉を聞いたことはあるでしょう。しかし「どんなものなのか」「どうして身体に良くないと言われるのか」を詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?そこで今回は、プリン体と食品、健康の関係について解説していきます。


写真:美味しいものが食べたいあなたへ

 

プリン体を摂取しすぎると尿酸値が上がる!健康を害する原因に!


写真:k-salad.com

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尿酸とは簡単にいえば体内でのエネルギー代謝の際に生成される「ゴミ・老廃物」のことです。健康な身体であれば、このゴミは尿・汗・便などで体外に排出されるのですが、生成されすぎてしまい排出が追いつかないと体内の尿酸値が上がり、健康に様々な影響を及ぼします。そしてプリン体はこの尿酸の原料となる物質なのです。そこで「プリン体は摂取しすぎてはいけない」と言われているわけですね。わざわざ体内のゴミを増やすことになるのですから、避けなければいけないのは当然です。point 225 | 1

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重大な健康危機も!尿酸値が高いと起こってしまう症状とは?


写真:yamashita-clinic-iwakuni.com

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「健康に様々な影響を及ぼします」と言いましたが、具体的にはどのようなことが起きるのでしょう?尿酸が排出されずに体内に残ると、様々な場所に溜まっていきます。中でも特に溜まりやすいのが関節です。そこで引き起こされる症状の代表が「痛風」です。尿酸が溜まり結晶化したものが血中に流れ出すと、白血球が異物と見なして攻撃するために炎症を起こしたもので、激しい痛みを伴う関節炎の一種です。また尿酸が腎臓に溜まり、結晶化することもあります。この結石が腎臓から尿道に降りてくると激しい痛みを引き起こします。尿道という狭い道を大きな石が無理やり通過しようとするので、当然ながら激しい痛みとなるのです。尿酸は体内に溜まるのが特性ですから、血流に原因を持つ脳卒中・心筋梗塞などと併発することもあります。言わずもがな命に関わる病気ですよね。つまり尿酸値が高いということは、決して見逃すことができない状態なのです。point 393 | 1

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ビールは厳禁?プリン体が多く含まれている食品とは?


写真:東洋経済オンライン

プリン体は細胞の核を構成する物質なので、実はほとんどの食品に含まれています。つまりプリン体と全く無縁に暮らすことはできません。そこで、健康を維持するためには「プリン体が多い食品を避ける」ことが大切になります。基準として100gあたり200mg以上のプリン体を含んでいるものは避けるべきです。具体的には、レバー類・白子・魚介類など、代謝が活発な組織を含む食品に多く含まれています。ここで「あれ?ビールは?」と思われた方も多いでしょう。「ビールにはプリン体が多い」というイメージを多くの人が持っており、メーカーも「プリン体ゼロ」を売りにして商品を出しています。しかし実際にはビール100mlあたりに含まれるプリン体はなんと5~10mgです。単純に100ml=100gと考えると、避けるべき基準の1/20~1/40しか含まれていないことになります。つまり「ビールにはプリン体が多い」は間違った噂話ということになりますが、注意しなければならないことがあります。ビールをはじめアルコール自体にはプリン体は多くないものの、体内でのプリン体生成を促進させてしまう効果があるのです。つまり避けるべきはビールだけではなくアルコール全般ということになります。point 612 | 1

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まとめ


写真:ぐるなび

食品に含まれるプリン体には尿酸値を高める効果があり、痛風をはじめとする様々な症状を引き起こします。そしてレバーなど代謝が活発な組織を含む食品には多くのプリン体が含まれているので、食べ過ぎには要注意です。またアルコールにはプリン体が多くないものの、プリン体生成を促進させてしまう効果があるので、できるだけ避けるべきでしょう。週に何回もレバーをつまみにアルコールを飲み…などという食習慣ではあっという間に健康を害することがお分かりいただけたかと思います。point 291 | 1

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