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「通常はあり得ない」観光アトラククションで女性の“乳がん”を発見!?


日本人女性が最も発症する可能性が高いがんといえば「乳がん」です。もともともは欧米人に多いことが知られていましたが、最近では、ライフスタイルや食生活の変化から日本人女性の発症率は12人に1人と急増しています。そこで、早期発見が重要視される乳がんを“意外な方法”で発見した女性が話題となっています。

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ロンドン西方のスラウ(Slough)在住のバル・ギル(Bal Gill)さん(41)は、5月に家族旅行で英スコットランドにある世界遺産・エディンバラ(Edinburgh)という観光施設を訪れました。家族が向かったのは、「カメラ・オブスキュラ(Camera Obscura)」という全身の体温の分布を映像化できる赤外線サーモグラフィーカメラが体験できるアトラクションです。すると、カメラがとらえたギルさんの画像の胸部には、熱を帯びている部分が。不審に思い、ギルさんは自身のサーモグラフィー画像を携帯電話で撮影したといいます。その後、不安な思いを抱えたまま帰宅し、病院へ向かったギルさんは医師の診察を受けた結果、なんと「初期の乳がん」だと診断されたそうです。point 384 | 1

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cnn.point 54 | jp

当時のことについてギルさんは、「左胸に熱をもった部分があることに気付いた。何かおかしいと思って他の人たちを見たけれど、同じような体温分布の人は誰一人いなかった」と振り返っていて、「人生を左右する」体験だったと語っています。しかし、専門家によればギルさんの場合は運が良かったにすぎず、通常、サーモグラフィーカメラで乳がんを発見することはできないとしています。英国民健康保険サービスに携わるトレイシー・ジリーズ医師も、「過去には熱画像カメラでがんを発見する実験も行われたが、検査ツールとしての有効性が実証されたことはない」と指摘しました。point 323 | 1

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mylohas.point 58 | net

今回は奇跡の発見となったわけですが、ギルさんは医師へ相談することを決める前に、インターネットで温度が高い部位について情報を集めていたといいます。サーモグラフィーと癌の関連性は認められていませんが、そこには乳がんと熱画像カメラとの関係を指摘した記事があり、その記事を参考にしたことで、結果乳がんの発見につながったそうです。英BBCテレビによると、現在ギルさんは既に乳がん切除の手術を受けており、来月に行われる転移を防ぐための手術を最後に、化学療法や放射線治療を受ける必要はないと診断されているとのことです。point 313 | 1

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乳がんの早期発見につながったアトラクション「カメラ・オブスクラ」に、ギルさんは「あのカメラがなければ決して気付くことはありませんでした。あのカメラにその意図がなかったことは知っています。それでも私にとっては人生を変えさせる訪問でした」と、感謝の手紙を送っています。カメラ・オブスキュラは視覚に訴えるさまざまな展示物を集めたエディンバラの観光スポットで、ビクトリア朝時代に作られた展望台や鏡の部屋などが用意されています。point 270 | 1

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アンドルー・ジョンソン(Andrew Johnson)館長は、館内展示ががんの早期発見に一役買う可能性があることには「全く気付かなかった」と話していて、ギルさんが画像の違いに気付いてすぐに行動したことは「素晴らしい」と称賛しました。この衝撃的なニュースに、ネット上では「たまたまでも、発見できて良かった!」「医者でもないのに画像に違和感を感じたなんてすごい」「たまたま偶然だったみたいだから、この女性は運が良かったって事かな。」などの驚きと安堵の声が多く上がっています。point 291 | 1

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