ボールペンで描く絵がアートになってしまうのが、佐藤明日香さんの凄いところです。ボールペンの無限の可能性を表現しているとして、巷でかなりの評判になっています。その絵の特徴は精密さです。ボールペンというごくありふれたものでありながら、とても細かい絵を描いていくので、見た瞬間にはこれが何で書いてあるのか分からない人も多いといいます。可愛い絵柄が多いのですが、中を見ていくととんでもない技術で描かれていることが分かります。
使用してるのは昔からハイテック‐C
写真：ヒトゴト
写真：Pilot
佐藤明日香さんが使用しているのはハイテック‐Cというボールペンです。
何でも中学校の頃から使用しているという事で、慣れ親しんでいるということが一番いいのだとか。
0.25mmというとても細かい線を描くことが出来るものですが、それにしても佐藤明日香さんの絵は細かすぎるところがあります。
写真：ヒトゴト
豆粒アートのようなもので、実際にその絵を見れば誰もが驚くことでしょう。
絵本でありながらアートでもあるということがすぐに分る感じのものとなっています。
このクリエイターの仕事をし始めて数年で世間に知られるようになりました。
その実力がいかなるものかはこのことをみてもわかるでしょう。
絵を描いていたのは幼いころからで、中学の頃からこのボールペンを使用するようになったとか、白黒で描かれた絵を見ていると感動すら覚えるようなものとなっています。
写真：It Wall
人物を描いても凄いタッチになりますし、
写真：japaneseclass.jp
モノを描いてもびっくりするような細かいところが表現されています。
写真とは違って一本一本の線が全て手書きで表現されているわけですから、これをどう頭の中でイメージをしているのかが不思議でなりません。
非常に細かい線で全てが表現されているので、独特のニュアンスが出てくるのが彼女の絵の特徴です。
絵に陰影があるのは当然として、何故か感情のようなものまで出ている気がするのが不思議です。
ネットもテレビも見ない集中力
写真：RUNJOY!
彼女はこの絵を描く為にひたすら集中力を磨いているとのことです。
何しろ家にはテレビもネットもなくて、ひたすら絵を描く為に集中するということです。
その集中力無くしてこの絵は描けないということなのでしょう。
写真：earthporm.com
何しろボールペンですから、一度書くと二度と修正は出来ません。
つまり、彼女は一つの作品を仕上げるのに全く修正をしていないという事です。
それは驚きでしょう。
写真：Twitter
どんな凄い漫画家さんでも修正液を酷使するのが普通です。
彼女は漫画家ではありませんが、絵を描くという意味では似たような仕事をしているといえます。
プロの漫画家が修正を繰り返して到達するところを全く修正なしで出来るというのはとんでもない技術ということになります。
皆さんも考えてみてください、一度の修正もなく自分が求めている絵が描けるようになるかどうかを、当然出来るという人はほとんどいないでしょう。
それがアートといわれるようなレベルで出来るのです。
これが世間を騒がせるぐらいのものとなるのも当然といってもいいでしょう。
ボールペンですから、何でも描けるので、まさに無限の可能性が秘められていると考えてもいいでしょう。
ボールペンだけにはこだわりがあるようで、他のボールペンではにじんだりするので駄目だということです。
ハイテック‐Cだけが彼女の使えるボールペンということです。
まとめ
写真：plginrt project
佐藤明日香さんはボールペンアーティストとして最近知られるようになった芸術家さんです。彼女が作り出すボールペンだけのアートはとても繊細で人を驚かすには十分なものとなっています。とんでもない技術力で描かれていて、全く修正することなく一つの作品を仕上げていくということです。とんでもなく細かい線によって全てが表現されているのですが、これは彼女のびっくりするほどの週張力によって成し遂げられているもので、ネットもテレビも見ないということです。point 293 | 1