米航空会社「フロンティア」の乗客が機内で酔っ払い、2人の女性乗務員(CA)に対し、背後から近づいて胸を揉むなどの痴漢をし、着席するように促した男性CAに顔面パンチを食らわせたと伝え、多くのネチズンらを驚かせています。
機内で暴力を振るったのは22歳のアメリカ人男性だということが、英紙「デイリー・メール」ほか各紙によって明らかになっています。
彼が搭乗したのはフィラデルフィアからマイアミ行きのフライトだったとのこと。離陸後、機内で3杯目のアルコール飲料を注文した彼は、その際に空のカップをCAの背中に投げつけたといいます。
米紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、これが彼の最初の悪行で、ここからエスカレートしていったそうです。
彼は席でドリンクをこぼし、機内のトイレへと向かいました。しかし、トイレから出てくると彼は上半身裸になっており、CAは「着替えが必要ですね」と男性に伝えました。そして、彼の手荷物からシャツを取り出すのを手伝ったそうです。
ところがその後、彼は15分間ほど通路を歩き回り、女性CAに背後から近寄り、胸を触ったことが明らかになりました。
すぐに着席するよう警告された彼は暴言を吐き、別の男性CAがとにかく落ち着くように忠告すると、その男性CAの顔を殴ったといいます。
彼の暴力行為は他の乗客らによって撮影されていたので証拠もあるとのこと。動画内では「うるさい」、「黙れ」などの暴言と暴力する様子が写っていました。
結局、男性は一向に落ち着きを取り戻さなかったことから、数人のCAらに取り押さえられたようです。
そして着陸までの間、椅子にガムテープで拘束されたと伝えました。彼の身柄は飛行機が着陸後に、マイアミ警察に拘束されました。
ちなみに、彼に制裁金がいくら科されるかについては、今のところ発表されていませんが、とんでもないニュースでしたね。