12月22日、福岡県弁護士会が市の中学校の全69校の校則を調査した結果、いわゆる「ブラック校則」にあたるものが約8割にものぼり、その校則の内容にネット上が「カオスすぎる」と話題になっています。
福岡の中学校のブラック校則の内容がヒドすぎる?
福岡県弁護士会は12月22日、福岡市立中学校全69校の調査結果について発表しましたが、なんと下着の色を指定する学校が約8割にものぼったとのこと。その他にも人権侵害にあたる校則も多々みられたとのことで、今後校則の見直しをはかっていくとしています。
さらには、廊下で一列に並ばされ、シャツの胸を開けて下着をチェックされる、体育館で男子がいるのに下着の色をチェックされるといった不適切な行動をしていた学校も少なくなかったとのこと。もし生徒が校則に違反した場合、下着を学校で脱がせたりといったこともあったとのことで、女子生徒にしたら非常に屈辱ではないでしょうか。
「意味の分からない校則が多すぎる」と指摘される
ここでいう「下着」とはおそらくインナーであると思われますが、そうなるとキャミソールやタンクトップも含まれることでしょう。また、下着のほかにも「男子がうなじを見て興奮する可能性があるため、女子は後ろ髪を耳より下で縛る」「白い靴下に縦に折り目が入っていなければならない」といった、理解に苦しむ校則も多々みられます。
そもそも女子の髪の毛が長く、髪を上側に縛ることで男子生徒が興奮するわけはないと思いますし、もし興奮した男子生徒がいれば、その生徒を指導するべきではないか、とも思えてならないため、これでは何のためにある校則なのか、と考えざるを得ませんね。
まとめ
このように、「ブラック校則」というのは年々深刻になっているということが伺えますが、時代の流れも変わり、今となってはセ〇ハラ認定されてしまうものも多いだけに、もう少し客観的に納得のいく校則の改定が必要となりそうです。