元俳優の新井浩文(本名・朴慶培=パク・キョンベ)被告(40)が派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして強制〇交の罪に問われていた事件で、26日、第2回公判が東京地裁(滝岡俊文裁判官)で開かれました。法廷で自身出演の“再現VTR”も流し「暴力や脅迫は一切やっていない」と改めて無罪を主張するも、一方で、これまでも別の女性従業員と性〇為に及んでいたことを明かしました。裁判は10月23日に結審し、12月2日に判決が言い渡されます。
新井被告は2日の初公判時と同じく、この日も黒スーツに黒ネクタイで被告人質問に立ちました。自らの口で当日の心境や状況を語り、被害女性に対して「性〇為をしたことは悪いと思っている」と反省の言葉を述べましたが、あくまで「合意があると思っていた」と主張。
しかし、2日の初公判で女性は「ずっと抵抗を続けていた」と証言。これに対し、同被告は「優しい口調で、そういうトーンには聞こえなかった」と釈明しました。
マッサージ中の体の動きを再現する2分28秒のVTRで、自身と、被害女性と背格好が近い女性が出演する映像も提出。公判中に裁判官と検察に向けて流しました。
起訴状によると、昨年7月1日午前3時25分頃、都内の自宅でマッサージを受けていた際、「股間に当たるスレスレ」までマッサージをしてくれたことで誤解が生まれたとし、新井被告は女性に乱暴したとされています。
一方で新井被告が性〇為に及ぶ前に、“素マタを要望し女性に拒否されていたことも明らかになりました。検察官から「素マタが拒否されているのに、性〇為があり得ると思うの?」との問いかけに、同被告が言葉に詰まる場面も。
さらに、新井被告は過去にも別店舗の女性従業員「4、5人」と性〇為に及んだことを告白し、派遣型マッサージ店の印象について「風俗店ではないですが、限りなくグレーゾーンに近い店」との発言もしています。他の店舗から“出入り禁止”にされたことも自ら明かしていました。また、裁判官から「グレーゾーンじゃないマッサージ店は利用しないの?」と聞かれると、「そうですね」と。
裁判は約3時間に及び、序盤は「私は―」と話していた新井被告の口調も、だんだん感情的になり、デリケートな会話についても口から卑わいな言葉がでる一幕があったようです。
無罪を主張している新井被告ですが、本人も告白しているようにこれまでにも常習的におこなってきたと思われます。心を入れ替え深く反省してもらいたいものです。