2019年9月1日、元俳優の新井浩文（40）被告は、憮然とした表情で東京地裁を後にしたーー
この日、強制性交等の罪に問われている新井被告の初公判がありました。
起訴内容は、新井被告が昨年7月1日午前3時半ごろ、東京都世田谷区の自宅マンションで、性的なサービスを禁じているマッサージ店の30代女性の下着を無理やり脱がせて、性的暴行を加えたというものでした。
初公判で新井被告は、被害女性に対して謝罪した後、
「同意があったと思った」としたうえで、「暴行行為は一切なかった」と無罪であることを強く主張しました。
「新井被告側は、女性に対して当初示談金1000万円を提示しましたが、拒否。さらに増額し、2000万円を申し出ましたが、女性はそれも拒んだことが明らかになりました。女性の被害感情は強いものがあります」（司法担当記者）
強制性交等罪は５年以上の懲役となっていて、５年以上となると執行猶予がありません。
情状酌量があって懲役３年などとなれば執行猶予の可能性も出てくるといい、
通常、情状酌量のためには「示談成立」「罪を認め反省」「社会的制裁を受けた」などの条件が重なって考慮されるのだが、
新井側は被害女性に対し、2000万円という破格の示談金を提示して拒否されています。
となれば、実刑５年以上となることは必至というわけなんです。
また、芸能関係者によりますと、
「いまは知人の家やホテルを転々としながら暮らしています。俳優業復帰への意欲はあるそうで、単館系の作品やアジア圏の海外映画から復活できるのかを、俳優仲間や関係者に相談していると聞きます」
と語っており、新井被告は早く「俳優に復帰したい」と周囲に話しているといいます。
さらには、執行猶予が付けば仕事を再開することも可能と考えているとのことです。
映画プロデューサー曰く、新井被告の俳優復帰について、
「テレビドラマやＣＭなどの広告は無理ですよ。しかし大手ではない単館系の映画なら、製作委員会で資金を出すところがＯＫすれば、執行猶予中でも出演することは可能です」とのこと。
新井被告の場合、知名度のある俳優も複数応援しているとされ、復帰作の共演で協力することもありそうだというから、何が何でも「執行猶予を勝ち取りたい」と考えているのかもしれません。
いずれにしても、裁判で判決が出るまでは、動き出しようもないですが、
新井被告は俳優復帰を目指しているようですね。
反省や、その罪に向き合う姿が感じられなくては、特に芸能界では今後が難しいと思いますが、
この一連の報道を受けて、ネット上からはこんなコメントが寄せられています。
「罪を認めていないのに復帰なんて有り得ない。気持ち悪い」
「往生際が悪い。謝ったそぶりを見せて 金にモノ言わせて解決しようとしたんだろうけど、破格の示談金も拒否され示談も出来ず…ここまでは まだ分かる。この男のクズさは、更に この期に及んで、強制ではなかったとか…事件自体を無かったことにしようとは…呆れ果てますね。」
「強姦でしょ、復帰しても気持ち悪いと言われるだけでしょ。特に女性からは。それに今は強姦には厳しいから執行猶予がつくかどうか。」
仕事復帰を果たしたとしても、世間の目は納得してくれるのでしょうか…