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見た目で好みが別れる!アンチョビの知識


日本人はもともと魚をよく食べる民族なので、いろいろな魚料理や魚の加工食品に対してあまり抵抗がありません。それでも西洋料理のアンチョビは見た目が何となく生臭いような気がしたり、味が想像できないので食わず嫌いになっている人も多くて、一度も食べたことがない人がたくさんいます。


写真:kotobank.jp

アンチョビとは小さな青魚のカタクチイワシを塩漬けにして油に漬けて作る発酵食品です。カタクチイワシを開いてフィレ状にしたものや、丸めたもの、中央にケッパーやオリーブを巻きこんであるものなどいろいろな種類があり、漬ける油もサラダ油やオリーブオイルなど、値段によって異なります。

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写真:honda.co.jp

小魚なので骨は取らずそのまま塩漬けにするため、小骨が見えていたり尻尾が付いていたりして見た目があまり好きではないという意見もありますが、日本でも小魚を丸ごと煮込んだり醤油漬けにするような料理はたくさんあるので、慣れてしまえばそれほど抵抗なく食べられます。

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写真:iwaki.com

イタリアやスペインでは前菜、ワインのつまみ、メイン料理の味付けなどあらゆる場面でアンチョビが使われています。そのままトーストしたパンやクラッカーに乗せるだけでもオシャレなおつまみになり、塩味がしっかり付いているので細かく刻んでパスタに混ぜたり、温野菜に添えたり、ジャガイモ料理と一緒に食べたりいろいろな使い方ができます。特に上質なオリーブオイルに漬けられているタイプなら、そのままでパスタソースやドレッシングのように使えて便利です。塩漬けなので長期間保存が可能で、開封しなければ何年も常温で保管することが可能です。point 319 | 1

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写真:macaro-ni.jp

市販のアンチョビは塩分が濃すぎたり原料の鮮度がわからないので使いにくいという人は、自宅で自家製のアンチョビを作ることもできます。新鮮なカタクチイワシが手に入ったら、頭と尻尾を取って手開きにして、内臓をきれいに取り出して軽く水気を拭き取り、塩を振ってから好みのオイルをたっぷりかけて冷蔵庫に入れておくだけで完成です。自分で作れば好きなメーカーのオリーブオイルを使ったり、トウガラシやハーブを加えてオリジナルの味付けにしたり、塩分を調整して使いやすいように仕上げられます。point 299 | 1

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写真:exblog.jp

見た目が苦手なら、細かく刻んでしまえば魚の形がわからなくなって小骨も小さくなるので食べやすくなります。キャベツやブロッコリー、シーフード、ジャガイモ、パスタなどいろいろな食材と相性がいいので、ホームパーティーやおもてなしのときにも使ってみましょう。

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