東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は18日夜、東京都港区の迎賓館で国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長ら関係者約40人を招き、歓迎会を開きました。
歓迎会には橋本聖子会長のほか、菅義偉首相や東京都の小池百合子知事、組織委の森喜朗前会長らが参加したということです。新型コロナウイルス感染防止のため飲食を伴わない形で実施され、約1時間半で終了したとのことで、菅首相は1964年東京五輪のバレーボール女子日本代表「東洋の魔女」などの思い出話を披露し、バッハ氏は「我々は同じ船に乗っている」と団結を強調したといいます。
前日、テレビ出演したお笑い芸人の千原ジュニアさんは18日に開かれた歓迎会について、「歓迎会開催? これはちょっと、黙ってられないですね」と怪訝そうに切り出すと「舐められすぎというか、これだけ我々が我慢していて、歓迎会? それで国の長と東京の長と色々な元会長とが40人ほど集まってやるんでしょ。これ例えば、去年なんかでも、コロナ禍でコロナ関係なく亡くなられた方はお通夜もできない、葬儀もできない。本当にごくごく数人でみたいな。一周忌、お酒飲みながら、お寿司つまみながら故人を偲ぶこともできないという中で、よくみんな黙っているな」と怒りを露わにしていました。
感染状況が収束に向かうどころか、東京においては新規感染者数が1000人を超えている状況。そんな状況にも関わず、歓迎会について公に発表したことについても「まだバッハが泊っている(1泊)300万のホテルに皆で集まって、じつは…の方が健全だ」と皮肉交じりに批判していました。
実際、当日迎賓館周辺には多くの警察官らが配置されるなど厳戒態勢の中、五輪中止を訴える数十人規模のデモもあり、「不要不急のパーティーやめろ」などと叫ぶ様子もあったといいます。千原さんの怒りにはネット上でも同調する声が殺到しており、
千原ジュニアが言うてることに同感やわ。コロナで国民が我慢し、成人式、入学式に卒業式、まして亡くなられた方の葬儀もできず、これだけガマンにガマンを重ねているのに、元々、決まってたからという理由で歓迎会やと?国民をバカにするのもいい加減にしろ!」「40人までならどんな集まりもOKです。と言う実験を国がしてくれてるのでしょう」
「政権与党や小池都知事を支持している人たち、この政権は上級国民とその仲間たち向けでその他大勢はどうでもいいと思ってることに次の選挙までには気が付いてほしい」「こんなに舐められているのに、報道はどんどん過熱しているのが不思議でテレビ放映はまだしもこれほど五輪を批判しているのだから報道も徹底的に控えて対応するべきだと思う。」といった声が上がっていました。