芸能界にも人気の歌手がいれば逆に今まで売れていたのに急にいなくなる人もいます。これは世の中の栄枯盛衰と同じで、理不尽ながら自然と人気が上昇するときもあれば人気が下降するときもあるわけです。今まで大人気の歌手で、ミリオンセラーを出していたのにいつの間にか姿を消した人も少なくないでしょう。その一人がすずきあみさんになりますが、過去にはアルバムでおよそ180万枚の売り上げを出しているにもかかわらず、いつの間にか人々の前から忽然と姿を消してしまいました。

芸能界を一気に登りつめた強運の持ち主

写真：MotLife

鈴木亜美さんは1982年生まれで神奈川県座間市出身になりますので、東京からも比較的近い距離だったことがわかります。

写真：これが知りたい！

そのおかげか1998年にテレビ東京の番組内で行われた「ボーカリストオーディションファイナル」に出場することができ、最終電話投票審査で見事1位を獲得するにいたります。これにより、一般人だった鈴木亜美の人生が大きく変わることになりました。

写真：T-SITE

もともとこの企画は小室哲哉さんにプロデュースをしてもらい歌手デビューすることを約束されていましたので、とにかく選ばれてしまえばミリオンセラーになることを約束されていたようなものだったわけです。

オーディションを開催したその年の夏にはプロデビューを果たすことができましたが、最初のCDは100万枚には至らなかったものの、今まで無名だった人が突然30万枚の売り上げを記録するに至りました。これにより、鈴木亜美さんの知名度は爆発的にヒットし、ロケットのように急上昇することになったのは記憶に新しいところです。

翌年の1999年に出したアルバムはなんと180万枚も売り上げる記録を達成しましたが、のちにこれが様々な問題を引き起こしてしまうことは当時の関係者もだれも予測していなかったことでしょう。音楽活動だけでなく、テレビドラマなどに出演し主演を果たすことも達成し、まさしく時の人となったわけです。

父親が関与してからは問題が発生

写真：NAVER まとめ

鈴木亜美さんの人気は高く、当時まだ20代前半と若かったことからこれからの活躍が期待されましたが、2001年から2002年にかけて一番脂ののっている時期に活動を休止してしまうことになります。

なぜ活動休止したかといえば、事務所の脱税問題が発覚したからです。

もちろん、鈴木亜美さん自体が直接かかわった問題ではありませんので何ら関係ないように感じます。
脱税額がおよそ2億5000万円でしたが、これを知った鈴木亜美さんの父親は娘の給料が少ないことに気がつき、同時期に同じぐらい売れていたほかの事務所に所属している浜崎あゆみさんと比較をし、事務所に抗議をしに行きました。

当時の鈴木亜美さんの月収はおよそ300万円ほどでしたが、これに対する別の事務所所属の浜崎あゆみさんの月収はおよそ5000万円だったとされています。
つまり、同じだけ売り上げたとしても事務所の中抜きが多く、娘の働いた分が正当に評価されていないと感じた父親が激怒してしまい、事務所を相手に裁判をしようと考えます。それと同時に父親は事務所を独立した方がよいと考え事務所から自分の娘を退社させ、独立するようになりました。point 205 | 1

ところが、これにより鈴木亜美さんの売り上げはストップしてしまい、結局活動を提示するに至りましたが、その後再び全盛期のように売れたかといえばそのようなことはなく衰退の一途をたどることになりました。

まとめ

写真：星々の煌めき

鈴木亜美さんはオーディションに選ばれ、小室哲哉さんプロデュースの音楽で爆発的な人気を集めた一人です。全盛期にはアルバムが180万枚も売れたことから、その後の活躍を期待されていましたが、ちょうどそのとき事務所の脱税問題が発生してしまいます。脱税問題から事務所のもうけている分が分かり、それに対して鈴木亜美さんの貰っている分が少なすぎると父親が抗議をしました。
最終的に独立をすることになりましたが、これがあだとなり結局その後は鳴かず飛ばずになってしまいます。point 289 | 1