タレントの菊地亜美さんが5日放送のバラエティ番組『変装かくれんぼ ハイド&シーク』(TBS系)に出演。番組の企画で、菊池さんは水族館でのかくれんぼに挑戦しました。しかし、その披露したある写真に、賛否の声が集まっているというのです….
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5日、自身の女性限定のイベント「Ami’s girls party Vol.1」の衣装として白いシャツに白いスカートを合わせたコーディネートをインスタグラムで披露していた菊地亜美さん。放送の翌6日にもインスタグラムを更新し、「昨日は女子会イベント、そして今日は黒塗り黒タイツ」とし、番組で披露した全身黒に包まれた姿を公開しました。
菊地さんは全身黒タイツに、顔も黒く塗り、この格好に菊地は「人生はいろいろ。笑」と吐露。「かくれんぼ番組にて」「闇に隠れる私」「全身タイツ最高」とハッシュタグにつづっており、水族館の黒い背景に溶け込んでいたようでした。
この投稿に菊地さんのインスタグラムには、様々な意見が寄せられ、「最高すぎます!」「結婚してもバラエティ力は最強!」「そんなあみちゃんも大好きです」といった声が集まっていましたが、その一方で「黒塗りはアカンと何度言えば…」「ガキ使でも前炎上したのにね…」といった苦言もネット上に集まっていました。
今回、なぜこのような批判の声があがってしまったのかというと、2017年年末に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ’系)「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」でダウンタウンの浜田雅功さんがビバリーヒルズ・コップ風の黒人風メイクを披露し、物議を醸しました。
この件は英メディアのBBCや米メディアのニューヨークタイムズなど、海外メディアから「人種差別的」と非難の声が上がっている。BBCは、「顔を黒く塗り黒人を風刺するいわゆる『ブラックフェイス』は、きわめて侮辱的な風習だと広く受け止められている」としたうえで、欧米の人種差別の歴史を日本の視聴者が知っていたかどうか、演者や視聴者が差別の歴史的経緯を知らなくても黒塗りは人種差別になるのか、などの議論を紹介しました。
アメリカでは1800年代以降に、顔を黒く塗った白人が、黒人役を演じる「ミンストレル・ショー」が人気を博しました。しかし、「人種差別的だ」とされ、いまでは「差別だ」という評価が定着しています。
そんなことも踏まえ今回の菊地さんの黒塗りメイクは炎上を巻き起こしてしまったのでしょう。「ブラックフェイス」については、今後も議論を深める必要がありそうです…..。