軽自動車の燃費性能は年々上昇しており、リッターあたり30キロを走れるものも多いです。そのため車を購入するときはそのような点もしっかりと確認しなければいけませんが、カタログ上と実際のものとでは大きな差があることもあります。アルトの燃費もとてもいいものですが、それでも実際に街乗りをしてみたりすると違いがあります。このようなことがあるのでアルトを買う前に、どのくらい走れるのか事前に調べておくことが大切です。
カタログ上の燃費は良いです
写真:Gooブログ
車を購入するときに確認することが多くなるものには、カタログでのスペックになります。それはアルトを購入するときも同じことがいえ、比較するときなどの目安になります。その際に多くの人が確認する項目の一つに燃費がありますが、これはJC08モード走行時のものです。
JC08モード走行の特徴は平均速度が24kmちょっとで最高時速が81kmと少し、所要時間は1204秒の走行距離は8172メートルです。これは実際の走行パターンに近づけて計測しているものですが、サーキットのような場所で測っています。そのため実際の走行パターンに近づけているといっても、その差は大きなものがあります。
写真:イフティグ
アルトのカタログ燃費は37㎞あり、軽自動車でもトップクラスの低燃費車です。しかしこれは2WDでの数値であり、4WDではこれよりも低下します。4WDでは33㎞ほどまで落ちますが、それでも30㎞を超すため1回給油したら、長い間乗っていることが可能です。ここで注意しなければいけないことが荷物などを積み込んでいなかったりする状態でのことなので、実際での燃費はさらに下がるという点に気を付けなければいけません。重たい荷物をたくさん載せていたり体重の重い人が多く乗っていればその分低下するので、乗車する際にはそのようなことにも意識を向けてみましょう。
実燃費は20㎞台になります
写真:オートックワン
アルトに乗って走行する際には、田舎道などの信号がなくまっすぐな道だけを走るわけではありません。道路には信号もあれば右左折もあり、一時停止をしなければいけない場所も多々あります。また街中にいけば信号も多くなり、ストップ&ゴーをすることも多くなりアルトの燃費がいくらいいといってもカタログ値は確実に落ちます。そのため3から4割ほどは低下すると、想定して運転することが大切になります。
写真:間違いいっぱいの自動車選び
しかしできるだけ燃費を良くしたいと思うことが多いですが、そのためにはそれ相応の運転をすることが大切です。急発進したり急加速したりするとその際に多くの力が必要になり、ガソリンを消費してしまいます。また停止するときも同じで急に止まるとなるとその分だけ多くの力が必要になるので、停止する際は少しずつスピードを落としてそれほど力を必要としないで止まれるようにすることが大事です。またスピードの出しすぎも良くないので、そのような点にも注意して運転するようにしましょう。
アルトはカタログ上の燃費は良いですが、実際の走行中に良くしようとすればそれなりの運転が必要になります。しかしきちんとした低燃費を心がけた運転をすることで抑えることができるので、気になる場合には実行してみましょう。そうすることで、ガソリン代も節約することができます。
まとめ
写真:SUZUKI MOTOR CORPORATION
アルトのカタログ上の燃費はとてもいいですが、それは限定された条件で走行性能を確かめた場合の数値です。実際に街中で乗ったりする場合には、カタログの数値よりは数段に落ちることになるので注意しましょう。しかし急加速や急停車などをしないことや、スピードを出しすぎないことで幾分かは抑えることができます。燃費が悪くなるとガソリン代などもかかってしまうので、日ごろから低燃費を心がけた運転をして余計な費用が掛からないようにしましょう。