X
    Categories: ISSUE

世界中で活躍するアルビノのモデル!日本人まとめ


アルビノと言えば、先天性の遺伝子疾患で、白い皮膚・体毛をしているのが特徴です。めずらしい遺伝子疾患ですが、ここではアルビノである日本人や、世界中で活躍するモデルをまとめていきます。

 

アルビノとは


写真:fly-hallelujah.net

アルビノというのは、別の言い方は先天性白皮症というもので、メラニンが欠乏する遺伝子疾患で白い皮膚・体毛が特徴です。一般の人よりメラニンが少ないため、日光に弱く皮膚損傷・皮膚ガンなどのリスクが高く、また視覚的な障害が伴うことも多いとされます。アルビノになる確率は2万人に1人程度と言われていますが、タンザニアにとても多く、その割合は1400人に1人程度とされています。アルビノの寿命についてはわかっているものはないということです。point 297 | 1

ADVERTISEMENT

 

アルビノの日本人


写真:hachi8 – Hachibachi

タンザニアに多いとされているアルビノですが、実は日本にも先天性白皮症の方はいます。その中でも有名なのが、エンターテイナーとして活動している粕谷幸司さんです。粕谷さんは動画などを通してアルビノのことを紹介・説明し、アルビノ患者に対しての偏見などを無くすように努力されています。「アルビノの僕が持つ症状、というか特徴について、お話しします。日焼けをしてしまうと、ヤケドと同じように酷いよ。視力は弱いよ。弱視だし、羞明(過度に眩しい)や、眼球振盪(眼振)もあるよ。街を歩いているだけで、とても目立つよ。」などと、アルビノについて語っています。point 358 | 1

ADVERTISEMENT

 

就職問題


写真:NPO法人マイフェイス・マイスタイル

先天的に髪の毛や肌の色素が薄いアルビノは、日本などのアジア圏の国では目立ってしまうのが当然です。メラニンの欠陥で日焼けしやすかったり日光に弱いという日常生活の中でも大変なことはありますが、就職の際にも大きな壁にぶつかってしまうと言います。同じくアルビノである日本人女性は、就活中に、採用担当者たちから「入社後には染めてもらう」と言われたことを新聞に掲載し、社会的問題として取り扱われました。

ADVERTISEMENT

 

アルビノモデル


写真:男子大学生の野望

日本では差別などの問題があるようですが、海外ではアルビノであることを生かして、モデルとして活躍している人も少なくありません。その中でも有名なのが、ロシア人のナスチャ・クマロヴァさん。人間離れした美しさで”エルフの女王”などとも呼ばれています。

ADVERTISEMENT

 

動物も


写真:Gigazine

先天性白皮症は人間だけにあるものではありません。野生動物の仲にもアルビノは存在し、その神秘的な姿はとてもかっこいいものです。また、動物にはアルビノの真逆であるメラニズムという黒色の動物も存在します。

ADVERTISEMENT

 

まとめ


写真:Naverまとめ

世界中では2万人に1人という少なくない人数のアルビノですが、日本ではまだ認識が低く就職の際などに差別発言を受けるなどまだまだ社会全体の理解が必要なようです。海外では、アルビノであることを長所にモデル活動をしている人も少なくありません。日本でも海外のようにアルビノに対しての認識が深まるといいですね。

ADVERTISEMENT