80年代を代表するアイドルといえば皆さんは誰を思い浮かべますか?
やはり”中森明菜”さんではないでしょうか?
中森明菜さんが表舞台から姿を消して約4年になります。また2021年は中森明菜さんのデビュー40周年の年でもあります。
中森明菜さんの実父「もう会わなくてもいい…」
東京都清瀬市の郊外に88歳になる中森明菜さんの父、明男さんが一人で暮らしているといいます。そこは田園風景が残る住宅街で、中森明菜さんはこの家で、6人兄弟姉妹の5番目、三女として育ったそうです。
中森明菜さんの歌手になるきっかけに、多くの影響を与えた母、千恵子さんの存在があります。
千恵子さんは1995年6月にこの世を後にし、それから26年になります。
一部メディアの取材に明男さんは、
「耳が遠くなって、聞こえないんです」と補聴器を手に取りながら
「明菜が会いたくないのなら、もう会わなくてもいい。もういいです」
と中森明菜さんとの再会を諦めるかのように語ったと言います。
父が娘と会えなくなると考えると何とも悲しいですよね。
では、なぜ中森明菜さんはお父様に会いに行かないのでしょうか…?
中森明菜さんは「彼女は携帯も持っていない」
親族の一人が、明男さんの心境をこう代弁されました。
「物忘れが酷くなってきたことも影響していると思います。身内もみんな明菜には会いたいですよ。ただ、彼女は携帯も持っていないし、直接連絡を取る方法もないんです」
中森明菜さんは現在、所属事務所の社長兼マネージャーの支援を受け、都内のマンションでひっそりと暮らしているそうです。
外との接触は最小限にしており、レコード会社の関係者とメールでやりとりする程度だそうです。
また、中森明菜さんはたとえ両親であっても自分の意に沿わないものは遠ざけてきたそうなんです。
中森明菜さんがデビューしたわずか4日後の5月5日にも”中森明菜”さんとはどのような人なのか?を物語るエピソードがあります。
現在は、閉園となった「としまえん」の野外ステージで、デビュー発表のミニコンサートが開催されました。
午前中は晴れていましたが、徐々に雲行きが怪しくなり、午後には雨が降り始めていました。
開演の15分前、バックステージにいた中森明菜さんのもとに、ブルーのワンピースにピンクの胸当てという何ともアイドルらしい衣装が届けられると、中森明菜さんはこう言ったと言います。
「こんなの着て歌うなら歌手になりたくない!」
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中森明菜さんはそう叫んで、泣きじゃくったそうなんです。
そこに明菜さんの母、千恵子さんが現れ、自体は落ち着いたそうです。
中森明菜さんのこだわり、”自分の意に合わないものは遠ざける”というのを感じられるエピソードですよね。
今年で56歳になるという中森明菜さん。いつかまた舞台で見られる日が来るといいですね。
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