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2007年放映、不良の高校生が抗争を繰り広げるクローズzero


漫画の実写映画は大抵不評に終わりますが、設定を生かしつつ主人公を別の人物としたクローズzeroは高い評価を受けています。アクション要素の激しい内容はファンを魅了させました。クローズzeroと続編、クローズⅡのあらすじを紹介します。


写真:listal.com

 

主人公役として出演した俳優は小栗旬


写真:Gooブログ

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高橋ヒロシさんの漫画「クローズ」を原作とする「クローズzero」の実写映画版が、2007年10月に公開されました。鈴蘭高校への転入生、主人公の滝谷源治役を小栗旬さんが務めています。小栗旬さんは同年同月に受けたインタビューで、出来上がった作品を客観的に見られない一方、自分は抜群に格好良かった、自分以外がとても格好良かったことに十分満足だったと述べています。原作への人気とプレッシャーは大して結びつかず、撮影が始まっても考えていません。役作りでは特にイメージを心がけ、高校生の頃に憧れていた先輩の歩き方から真似ていましたが、役の滝谷源治と重なる部分を尋ねられると、酔っ払うと泣くため、泣き上戸かもしれないと答えました。point 308 | 1

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写真:ぴぃのひとりごと

喧嘩のシーンは気を遣ったものの、腫れてしまう顔以外は、小さな怪我がたびたび出来ました。小栗旬さんは平和主義であるため喧嘩の経験はなく、学生時代はへっぽこだったと自称しています。高校生役を演じる男性ばかりの現場は面白く感じ、撮影後は焼肉、平気な顔をして煙草を吸うような鈴蘭高校は行きたくても行けない高校だったと楽しんでいました。特に思い出深い野球のシーンは自由度が高く、楽しそうな様子を勝手に撮るから好きにしていい、と言われたことを明かしています。point 290 | 1

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原作にはないオリジナルストーリー


写真:クローズexplode

「クローズzero」は原作にはない、オリジナルストーリーです。原作クローズの主人公が転校する1年前と設定され、原作そのままの話ではないという条件で映画化がされました。舞台の鈴蘭男子高等学校は暴力に任せる不良が集い、派閥が存在していました。頂点に立って鈴蘭高校を制覇した王者は社会に出ても通用するという伝説が流れる中、高校3年生になった主人公が転入します。

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写真:Yahoo!知恵袋

やくざの組長である父親は鈴蘭高校の卒業生で、主人公が代わりに頂点を取ってやくざの跡継ぎに認めてもらう、という理由でした。県内最強と恐れられる2年生の林田恵、通称リンダマンは派閥争いに興味を示しません。最大勢力は3年生の芹沢多摩雄率いる芹沢軍団でしたが、鈴蘭高校の統一に手を焼いていました。第2勢力、第3勢力も存在する中、主人公は鈴蘭高校卒業生のチンピラである片桐拳と仲を深めます。片桐拳による働きかけで、主人公の元には新しい勢力が生まれました。新勢力を掲げて活躍していると、主人公の恋人が誰かに監禁された件をきっかけに抗争が加速し、主人公と芹沢多摩雄が対決します。主人公は芹沢軍団に勝利しましたが、リンダマンを残して「クローズzero」は「クローズⅡ」へ続きます。point 400 | 1

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イケメンが更に戦いを繰り広げた続編


写真:Gooブログ

クローズzeroの続編「クローズⅡ」が、2009年に公開されました。主人公の滝谷源治がリンダマンである林田恵に破れ、数か月が経過していました。次に鈴蘭高校のライバル校、殺しの軍団と呼ばれる鳳仙学園との関係が描写がされます。抗争が2年前に起き、鈴蘭高校の川西昇が鳳仙学園の美藤真喜雄を刺していました。2人はそれぞれの学校の頂点に君臨していましたが、鈴蘭高校の川西昇は少年刑務所へ服役し、鳳仙学園の美藤真喜雄は亡くなって休戦協定が敷かれました。時間軸は現在へ戻り、主人公の勢力の稼働していない状態が映ります。出所が決まった川西昇は美藤真喜雄の墓参りに行きましたが、鳳仙学園の生徒に囲まれます。point 376 | 1

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写真:fathurnour.wordpress.com

鈴蘭高校へ逃げたことをきっかけに休戦協定が破られました。鳳仙学園は新たなリーダーを据えて戦いを挑みますが、鈴蘭高校にはトップがいません。主人公は唐突に、自身の勢力を解散させました。主人公が単身で鳳仙学園へ乗り込み、戦いに巻き込まないために解散させられたと知った生徒は助太刀しに向かいます。主人公が勝利したことで争いは収まり、学校を卒業しました。最後、主人公がリンダマンへ向かっていく姿が描写されて「クローズⅡ」は幕を閉じます。point 296 | 1

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まとめ

クローズzero、クローズⅡは不良の高校生がのし上がっていく物語です。あらすじでは語り切れない人情が現れるシーンが存在し、原作と合わせて熱さを感じるのが一興でしょう。実写映画版の主人公はリンダマンに戦いを挑みますが、勝敗は明らかにされません。原作にて鈴蘭高校を統一した番長が登場していないことから、結果は察することができます。「クローズ」の人気は衰えず、主人公が代替わりした続編の「クローズEXPLODE」が2014年に公開されました。point 227 | 1

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