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交通事故によって重傷を負って以降、沈黙を続ける漫画家・岡崎京子の近況は?



写真 Lmaga.jp

1980年代から90年代にかけて次々とヒット作を世に出し、人気漫画家となった岡崎京子さんですが、1996年に交通事故に遭ってからは創作活動をまったく行っていません。そんな彼女の近況はどうなっているのでしょうか。

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人気絶頂期に悲劇に見舞われる


写真 wamadai.com

岡崎京子さんは1963年12月、東京都世田谷区に生まれました。十代の頃から漫画やイラストを投稿していましたが、その才能が認められて1983年に商業誌デビューを果たしました。優れた作画と流行音楽や現代思想などの多様なカルチャー要素をふんだんに取り入れたストーリーを持つ彼女の作品はすぐに話題を呼ぶようになり、人気漫画家としての地位を確立しました。また、彼女自身も時代の先端を行く女性クリエイターとして注目を集め、マスメディアにもたびたび紹介されました。
そんな彼女が交通事故にあったのは、1996年5月のことです。自宅近くでご主人とともにひき逃げされ、頭部骨折と脾臓破裂という重傷を負いました。point 379 | 1

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沈黙後も評価はやまず


写真 dougamill.com

事故後は一時意識不明状態となった岡崎さんでしたが、幸い一命はとりとめました。しかしその後は意識障害などの後遺症に悩まされ、長期にわたるリハビリを余儀なくされました。作品の発表もそれ以来完全に途絶え、20年以上にわたって沈黙が続いています。
しかし、事故後も岡崎さんの人気が衰えることはなく、旧作の再刊や復刊が相次いでいます。事故によって未完となった彼女の作品『ヘルタースケルター』は、2003年に刊行されると翌年の手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しました。さらに同作は2012年に有名写真家で映画監督の蜷川実花さんによって映画化され、大きな話題となりました。point 359 | 1

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非公式ながら人前に出ることも


写真 creators-station.jp

現在、岡崎京子さんがどのような生活を送っているのか、公式な発表は一切ありません。ただ、その動静はいくつかの断片的な情報によって伝えられています。
2010年には、以前から親交のあった小沢健二さんのコンサートツアーの初日に、車椅子姿で会場に訪れている様子が目撃されています。また、映画『ヘルタースケルター』公開時には、事故後初めてメディア向けにコメントを発表しています。さらにインターネットのファンサイトには、2017年のハロウィンに表参道で開催されたイベントでの目撃情報が寄せられています。point 336 | 1

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名声は衰えず


写真 blogos.com

不幸な交通事故によって沈黙を余儀なくされることとなった岡崎京子さんですが、その作品は今も世代を超えて支持され続けています。2018年には代表作の1つを実写映画化した『リバース・エッジ』の公開も控えています。これによって、多くのファンからは改めて彼女の存在に注目が集まることへの期待が寄せられています。

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