家族も行方不明の事実を知らなかった女性が、家の冷蔵庫の中で遺体が発見されました。
メディアのザ・ペーパーは夫婦喧嘩の末、妻のリピン・ヤン(Yang Liping)を殺害した男性のシャオドン・シユウ(Zhu Xiaodong)が最終的に死刑を受けたと報道しました。
女性のリピンは親の反対を押し切って、2015年12月に結婚して幸せな新婚生活を送ってきました。
2016年10月頃、リピンとシャオドン夫婦は一緒に旅行に行く計画を立てていた時にケンカをしてしまいました。
夫婦ケンカの末、夫のシャオドンは妻の首を絞めて殺害し、その後、妻の遺体を冷凍庫に隠していたことが分かりました。
妻を殺害した後、シャオドンは妻のSNSアカウントとスマホを使って妻のふりをして、家族や友人を騙してきました。
また、妻のクレジットカードを使って、他の女性と一緒に5つ星ホテルを利用したことが分かりました。
2017年1月、シャオドンの犯行を知った母親の勧告で犯行を自白したシャオドンは裁判を受けました。
検察側は裁判所にいるシャオドンが妻を殺害したことについて反省の態度を見せず、裁判を不誠実に履行したと発表しました。
また、妻を殺害した後にも他の女性とデートをするなど、贖罪の姿を見せていないことが裁判に大きな影響を及ぼしたと伝えました。
これにより、シャオドンは23日(現地時間)午前に死刑判決を受けました。
被害者リピンの父は死刑判決直後のインタビューで「幸せではないが(死刑判決が出て)慰めにはなる」、「妻はまだショックから抜け出せずにいる」と伝えました。
アムネスティ・インターナショナルによると、中国では毎年に数千人に死刑が執行されている死刑執行回数が最も多い国として知られています。